子どもは可愛い反面、ママを困らせることもたくさんあります。
「いつまで大変な子育てが続くのだろう?」と育児をしていると誰でもしんどい時期がありますよね?思うように子育てができず、ママの理想としている育児とは全く違うと思っている人も多いはずです。
大変な時期の育児が少しでも楽になるために、先輩ママたちが実践してきた方法をお伝えしていきます。
この記事の内容
最も育児が大変な時期とは。
子どもが生まれて可愛いと思っていたのはあっという間。
今度は育児に追われる日々。
気がついたら慣れない子育てにアタフタすることが多く周りが見えなくなったり、自分に余裕がなくなっていた!なんてことありませんか?
子どもが小さいうちは子ども優先の毎日で、自分の事が後回しになってしまうのが当たり前。
ママが食事のしたくや洗濯をしようと思えば泣き声が聞こえ途中で中断せざるを得なくなったり、ゆっくりと食事をしようと座った瞬間にまたも子どもが泣き出したと言う事も育児をしているママならしょっちゅうあることです。
何をしてもぐずっていて抱っこでないと落ち着かずいつまでもママは子どもに付きっきり。家の事もろくにできず、気がついたら自分の身支度も整えられないまま一日が終わってしまう事もあると思います。
いつまで大変な育児が続くのかな?と誰もが一度は頭によぎった事があるのではないでしょうか。
毎日子育てしているママにとってはしんどい時期ですよね。
仕事には休みがありますが子育てには休みがありません。
24時間、同じ部屋にずっと一緒にいると疲れてしまったり辛い時期だってあります。それが愛おしい我が子でも同じなのです。
子どもの小さい時期は想像以上に子育てに手がかかります。赤ちゃんのうちは夜中2~3時間おきに泣いて起きます。
ママは泣いている赤ちゃんにミルクをあげたり、おむつを交換したりするのに眠くて辛いけれど起きなくてはなりません。この時期、睡眠不足になるママはとても辛いです。
いつまで大変な夜泣きが続くのか?
1歳くらいまでは夜泣きも多くみられます。
中には2歳くらいまでは夜中1回~2回起きてしまう子もいるので子どもによって様々です。
日中は家事や育児をしなくてはならないので、子どもが1歳を過ぎるまではママがゆっくり寝られる時間がないのが現状です。ママにとって大変な時期と言えるでしょう。
夜泣きが落ち着いてくると次は子どもの人見知りの問題が出てきます。
人見知りにも個人差があり、全く人見知りをしないで終わってしまう子もいます。基本はママやパパの顔が分かるようになってきた6か月頃~2歳くらいまでの間で人見知りが始まる事が多いでしょう。
一日中ママのそばにべったりくっついて離れなくなります。
子どもの中でママが一番という感情が芽生えてきて他の人はイヤ!と言う時期です。
この時期は知らない人はもちろんですがパパでも泣いて嫌がりママを探したりします。
パパにとっては苦痛で辛い時です。可愛い我が子を抱っこしようとすればパパを嫌がりママを求める。これはショックが大きいですよね。
ママがちょっとした隙に用事を済ませようとそばから離れると近くにパパがいても大泣きして後追いしたり、抱っこを求めます。
ママにとっては嬉しい反面、子どもが離れない事で家事が思うようにできず悩ましい事でもあるのです。
いつまで大変な人見知りの状況が続くのかと心配になる親もいます。
あまりのひどい人見知りに「この先ずっとママのそばから離れられないの?」「いつまでも大変な人見知りが続き保育園に預けられるのか?」と考えてしまう事もあるかと思いますが子どもは日々少しづつ成長しています。
子どももいつまでも辛い人見知りの時期が続くわけではないので安心してくださいね。これも子どもの成長過程の一環と考えられます。ある程度の年齢になれば次第に落ち着いてくるのです。
いつまで大変な育児が続く?育児が辛いのは子どもの手のかかる時期だけ。
人見知りが終わるころには子どものイヤイヤ期に入ってきます。
またも親にとって育児がしんどい時期です。このイヤイヤ期は自我が芽生え始めた1歳半ば~2歳位に多く見られます。
外出先で子どもが「ギャー、ヤダー」と泣きわめいて床に寝転がって泣いているのを見て「大変だな~」と思ったことが一度はあると思います。
しかし、子育てをしてみたら我が子も同じような状況になっていると感じることはありませんか?
自分の思い通りにならない時や親がよかれと思って子どもに手を貸した時など「自分でやりたかったのに!」と言う思いから怒り大きな声で泣いたり暴れたり、その場から動こうとしなかったりすることがあります。
イヤイヤ期は子どもが「イヤ」「自分でやる」と行動や態度で自己主張し始めることです。
小さいながらもあまりの強い自己主張に、育児をするママは子どもが何を考えているのか分からないことも多く、しんどい時期でもあります。
イヤイヤ期の育児は本当に大変ですが子どもが自己主張できると言う事はママやパパとの信頼関係が成り立っているからこそなのです。
子どもにとって一番安心できる大好きなママやパパ、身近にいるおばあちゃんやおじいちゃんだからこそ子どもも自分の感情を「イヤッ」「自分で!」と態度や行動でしっかりと出すことができるようになるのです。
「いったいいつまで大変な育児が続くの?」と落ち込んでしまったママも多いかもしれませんがイヤイヤ期が終わる頃には子どもも少しづつママの手がかからなくなってきます。
もちろん小さい子どもは成長に個人差が大きい時期なので、その子どもによって手のかかる度合いも違います。
赤ちゃんのうちからよく寝て人見知りもあまりせず、ほとんど手がかからないで大きくなった子もいれば、育児全般に手がかかり夜泣きも多く人見知りもひどかったと言う子もいます。
それと同様にママが育児に手のかかると思う度合いも人それぞれ違います。
子どもに手がかかってもそれが辛いと思わずどっしりと構え、楽しんで毎日育児をするママもいれば、逆に初めての子育てで右も左も分からず、子どもが泣いたりぐずったりするたびに慌ててしまう敏感なママもいると思います。
いつまで大変な育児だと思うかはもちろんママ次第ですが、私自身が保育の現場で経験を積み重ね、多くの子どもと関わってきて保育士として手がかかる辛い時期は0歳の赤ちゃんの時期から3歳くらいまでが一人ひとりの子どもに手がかかり、一番大変な時なのかなと感じます。
しんどい時期を乗り越え、子どもの成長と共に親も楽になる!
3歳くらいになると心身ともに子どもの成長を感じることができるようになります。
小さいうちは泣くことで感情を伝えたり、「イヤイヤ」と行動や態度で自己主張をしてしていました。
心の成長が大きく見えるのは3歳くらいからで自分の思いを言葉で伝えられるようにもなります。
「~がしたい」「~が欲しい」など考えている事をママやパパに伝えられるようになったり、相手の話も簡単な事なら大抵は分かるようになります。
家族やお友達とのコミュニケーションがとれるようになることでママやパパにとっても育児が楽になると思います。
子どもとの会話ができるようになることで辛い育児が思っている以上に楽しくなります。コミュニケーションって本当に大切な事を実感するでしょう。
しんどい時期を乗り越えてきたからこそ子どもの成長が嬉しいと感じるのです。
私の保育の職場でもママたちが子どもの心の成長を感じるのが3歳くらいからのようです。
3歳と言うと保育園や幼稚園で言う年少さんの時期です。
「年少さんになって我が子がしっかりしてきました。」
「集団生活に入るとこんなにも変わるのですね。」
「3歳になって急にお兄ちゃんらしくなってきました」などと言う言葉を実際に子どもの親から頂くことがあります。
実際、私が保育の現場で感じた一人の子どもの成長過程を参考にあげていきたいと思います。
私が2歳児で担任していた一人の男の子。仮にHくんとします。
とても活発で2歳児ながらジャングルジムに上まで登ったり、木登り、ブランコが大好きな運動神経が良い子でした。
言葉は他の子より遅く、まだうまく喋れずおもちゃを貸してほしい時にお友達に手が出てしまったり、人のおもちゃを取ってしまったりしていました。
保育者の言っている事は多少理解することができていたので注意されていることなどは分かっていましたがその表情は曇った感じ。
うまく喋れない事から手が出てしまったり、泣いて保育者に訴えることも毎日のようにありました。うまく喋れない事で思いが伝わらずHくんも歯がゆく辛い日々だったでしょう。
ママ曰く、お家でも同じ感じで妹のおもちゃをかってに取ってしまったり、わざと意地悪をして妹を泣かす事が多かったようです。
もちろん妹をわざと泣かすことにママも怒ってしまったり、強い口調でHくんに接してしまっていたようです。
どう関わってあげたらよいのか分からず、保育者に「お兄ちゃんのイヤイヤ期もあって育児が辛いんです」「妹を泣かすことがしょっちゅうで、いつまで大変な育児が続くのだろう?」と相談してくることもありました。
妹の育児はもちろん、お兄ちゃんの育児も大変で毎日が辛いようでした。
Hくんが年少さんになった頃には言葉もはっきりしてきてお友達や保育者との会話もできるようになりました。
言葉が出てきてからはお友達とおもちゃの取り合いも減ってきて、「貸して」や「いいよ」のやり取りも少しづつできるようになり手が出てしまったり、噛みついてしまう事もほとんどなくなったのです。
Hくんもお友達とのお喋りが楽しいようで、遊びの中で言葉のやり取りが多くみられるようになりました。
Hくんのママからも子どもの成長が嬉しいと言う言葉を頂いた事があります。
「先生、1学年違うだけでこんなにお兄さんらしくなるのですね。
2歳児の頃はしょちゅう先生に手をかけてもらったのに(笑)参観日で子どもの姿を見ていてもしっかりしてきているのがすごくわかるわ。
先生ありがとね。」と言われ感動したことがありました。
お家でも妹に対する態度も少しづつ変わってきたようで、おもちゃを貸してあげられるようになったり、妹の面倒(靴を履かせたり、一緒に遊んであげたり)を見てくれるようになり、子どもに手がかかって辛い育児がママも少しだけ楽になったような感じがしました。
子どもが小さいうちは育児に手がかかり子育てがしんどい時期があります。
子どもの成長と共にママも楽になってくることは確かです。自分でできる事が増え、自分で考えて行動することができるようになれば親の負担も減ってくるでしょう。
ママは楽になり嬉しい反面、子どもの大きな成長に喜びと少しだけ寂しさも感じるのではないでしょうか?
育児の辛い時期にはママの気分を変える事が大切。
育児が辛い時って精神的にも疲れイライラしてしまう事が多いと思います。
ストレスがたまると子どもやパパ、身近にいる人に八つ当たりしたり、言い方がきつくなってしまい喧嘩になってしまうこともよくある話です。先輩ママたちが行っていた育児が辛い時の解消法をお伝えします。
・たまには手を抜くことを覚える。
毎日100%で育児に全力を注いでいたら体力的にも精神的にも疲れてしまいます。疲れがたまるとママの笑顔は消え子どもにも笑顔で接することができません。子どもはママの笑顔が大好きです。
100%で完璧にやろうとせずに時には手を抜くことも必要なのです。辛い時には自分のためにも子どものためにも無理をしない事です。
・保育園や幼稚園の子育て支援に遊びに行く。
毎日子どもと二人でお家の中に閉じこもっていませんか?子どもが小さいうちは出かけるのも大変です。準備をして、自分の身だしなみを整えて・・・と時間がかかるから家にいた方が楽と思っているママも多いと思います。
しかし辛い育児を共有できるママ友に会う事で気分転換にもなります。保育園や幼稚園には同じ年代の子どもを持ったママたちが集まります。育児の悩みを話したり、日常の会話で盛り上がるだけで気分が楽になります。
子どもにとっても、いつもと違う場所で同じ年齢の子と関わることで気分転換ができ、いい刺激にもなるのです。
・自分へのご褒美をする。
毎日育児を頑張っている自分にちょっとしたご褒美をしてあげる事も大切です。
もし、パパが協力してくれるのであれば、少しの時間だけパパに子どもを預けて一人の時間を作る。カフェに行ってお茶するだけでも毎日の辛い育児から解放され心が癒されるでしょう。
また明日から育児を頑張ろうと言う活力にもつながってきます。
自分へのご褒美は何でも良いと思います。
子どもがお昼寝をしている時間にいつもは家事をするのだけれど、今日は特別に家事はお休みして大好きなDVDを見ても気分が晴れるでしょう。
ご褒美ってきくと大人でも何だか嬉しい響きですよね。特別なご褒美でなくても、育児を頑張るママにとってちょっとしたご褒美があると心も穏やかになれると感じるママも多い事です。
まとめ
「いつまで大変な育児が続くのだろう」と悩んでいるママたちにとっては毎日続く子育てが正直しんどいと思います。
育児が大変なのは子どもが自分の意志を言葉で伝えられない2歳~3歳くらいまでがピークと考えられ、子どもの成長と共にママも楽になる事が多いのです。
育児が辛い時には気分転換をする事が大切です。
お家の中にいるだけでは余計にストレスがたまったり、子どもと二人きりの環境でずっといると余計に育児の事ばかり考えてしまうと思います。
一歩外に出る事を心がけて外の空気を吸ったり、一人で悩まず周りの人に相談することでママの心もちょっとだけ穏やかになることでしょう。
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