子どもが喜ぶシールを使ってトイレトレーニングをする事で、子どものトイレトレーニングのやる気は上がってきます。
トイレトレーニングに興味を示さない。
トイレトレーニングが失敗続きでうまくいかない。
子どものやる気なしでは、トイレトレーニングもいくらやっても進みません。嫌なトイレトレーニングが楽しいと思えるように、ママが子どものやる気を引き出してあげる事が大切です。
今回は、「トイレトレーニングシール台紙の作り方と手作りする時のポイント」についてお伝えしていきます。
この記事の内容
1.トイレトレーニングを楽しくする方法
子どものトイレトレーニングはすぐに出来るものでもなく、子どもによっては1年以上かかる子もいれば半年で成功する子もいます。トイレトレーニングの期間は子どもによって個人差があり様々です。
トイレトレーニングの期間が長期的にかかってしまった場合、子どものトイレトレーニングに対するやる気がなくなってしまったり、パンツへの意欲が薄れてしまう子どもも少なくありません。
トイレトレーニングに限らず、子どもは同じことを長期的に行うことで飽きてしまう傾向があります。
もちろん、長く使っているおもちゃやいつも見ているDVDでも同じように次第に飽きがきます。大人でもそうですが、毎回同じパターンで過ごしていたり変化がないと楽しみが薄れてしまいますよね?
子どものトイレトレーニングも同じでいかに子どもを飽きさせないで、楽しく行っていく事が大切になります。
・トイレトレーニングで楽しみを作る
子どもは楽しいと感じる事には目を輝かせて興味を示します。
ただ単にトイレトレーニングを始めて、便座に座りおしっこが出来るようにする!
ママが子どものトイレトレーニングを頑張ろうと決めても、子どもの意欲がないと中々うまくいきません。
トイレトレーニングを嫌がらずに、自分から頑張る子どもには何かしらの楽しみや期待があるのかもしれません。
私の園に、トイレトレーニングを始めている2歳の子がいます。
Kちゃんは1歳児からの進級児です。普段はおむつで過ごしていて、トイレには行くものの、おむつに出ている事がほとんどでした。
しかし、お友達がパンツでトイレトレーニングをしているのを見てすぐに影響を受けたようです。
「パンツ履きたい!」と言う意欲が芽生えたのでしょう。
保育士や親が特に声をかけたわけでもありません。
「パンツ履きたい」とKちゃんからママに言ったようです。
そこからKちゃんはトイレに積極的に行き、パンツでのトイレトレーニングが始まりました。
まだ、失敗する事もありますが、トイレでの成功も増えました。
きっと、Kちゃんの「お姉さんパンツになりたい」と言う気持ちがトイレトレーニングを頑張る原動力になっているのでしょう。
もう一つは、私の甥っ子のトイレトレーニングの話です。
2歳後半だったHはトイレでおしっこは出来てもうんちがうまくいきませんでした。おむつで隠れてするパターンです。
何とか幼稚園入園に向けて、3歳までにうんちも出来るようになろうと考えた事が、Hの好きなシールでした。
うんちがトイレで出来たら、シール台紙にシールを貼る事ができる。
シールを貼れることの喜びを覚えたHは、おむつで隠れてウンチをする機会が少なくなってきました。
トイレに行く事が楽しみになり、うんちが出たら大好きなシールが貼れる!と言う方法で、トイレでのうんちも成功していきました。
仕事柄、子どものトイレトレーニングを何度も身近で向き合ってきましたが、ただやればいいという事でもありません。
子どもがいかにトイレトレーニングに興味を示してくれるかで、成功率もあがってきます。
トイレに行くのが楽しいと感じることで、子どももトイレトレーニングにやる気が出てきたり、進んでトイレに行こうとします。
ママのちょっとしたアイディアが子どものトイレトレーニングにやる気スイッチを入れることもあります。
2.シールの台紙を手作りする時のポイント☆
せっかく手作りのシールを貼る台紙を作るのであれば、子どもに喜んでもらえる台紙を作っていきたいですね。
時間をかけてシール台紙を手作りしても、子どもが興味を示さなかったらショックです・・・。シールを貼る事が喜びとなり、今までうまくいかなかったトイレトレーニングがうまくいくこともあります。
子どもにとって、きっかけって大切です。
それが、トイレトレーニングとは別のシール貼りでもいいのです。
子どもが頑張っているちょっとしたご褒美です♡
そのきっかけをママが作ってあげられたら最高ですね!
・シールの台紙は子どもの好きなキャラクターを取り入れよう☆
子どもがお気に入りとなるようなシールの台紙を手作りしていきましょう!
好きなキャラクターや動物でもシール台紙に出来ます。男の子であれば乗り物(車や電車)のシール台紙でもかっこいいと思います。
子どもが喜ぶ台紙を作る事で、トイレトレーニングにも力が入ります。
「トイレに言ったらシールが貼れる!」と思うだけで子どもはワクワクします。
ママが手作りすることで、自分のために作ってくれたと言う特別感が子どもはすごく嬉しいのです。
シールを貼るときに、子どもが毎回手にするシールの台紙は子どもがもらって喜ぶキャラクターや乗り物の形にしていきましょう。子どもの好きなキャラクターの形を作るのが難しいのであれば、キャラクターのシールを貼ったり、マスキングテープを使って台紙を作っていきましょう。
子どもが喜ぶ姿を想像して作る事で、一段と素敵な台紙が作れちゃいます♡
手先の器用さより、ママの愛情を込めて台紙を手作りしてほしいと思います。
雑貨屋さんにもシールが売られていますが、お気に入りのシールが中々見つからない事があります。
ネットの方がシールの種類が豊富です♡
ディズニー・プリキュアの可愛い女の子用からトミカ・プラレールなど男の子のシールまで種類豊富です☆
・コピーを使って台紙の型紙を決めておこう☆
いざ、手作りでシールの台紙を作るときに、子どもの好きなキャラクターや動物・乗り物の絵を自分で書いていくのは大変です。
絵に自信がある人であれば、ささっとハンドフリーで書いてしまう事もできます。
保育士って絵が上手いっていうイメージがありますが、私はさすがに無理です。
絵心がないので、絵を移したりしないと中国のミッキーのようになってしまいます(笑)
シールの台紙となるキャラクターは、パソコンから好きなキャラクターを検索して、台紙にしたい絵を選んでコピーすれば簡単です。
子どもの好きな物のぬり絵があれば、コピーでなくてもよいと思います。
あまり凝っているキャラクターだと作るときに難しくなってしまうので、自分が作れそうなくらいの絵を選んでくださいね。
何を選んでよいのか分からないと言うママに、おすすめのキャラクターなどを少し紹介したいと思います。
子どもが誰でも喜んでくれて、簡単に手作りできる人気の台紙。
- アンパンマン
- ミッキー
- キティーちゃん
- 新幹線
- 車
- うさぎ
- 犬など
・シールの台紙はラミネートするのがおすすめ!
子どもがトイレトレーニングが終わり、台紙にシールを貼るときに手がぬれていた!と言う事が良くあります。
台紙が濡れてしまい乾かすはめに・・・。
トイレに行ったら必ず手を洗いますが、ママが気づかぬうちにもう台紙にシールを貼っていた。子どもって好きな事をするのは早いから、手をちょちょっと拭いてシールを貼りだします。
トイレトレーニングがスムーズに出来てママも安心したのに、子どもの手がぬれている事にイライラしてはママの気分も下がってしまいますね。
シールの台紙は、ぬれた手で触ってもすぐに拭けるようにラミネートしておくのがおすすめです。ペラペラの台紙だと、すぐにくしゃくしゃになって折り曲がってしまう事もあります。
せっかく手作りした台紙ですから、すぐに破けてしまったら残念ですよね。
ママのひと手間が、やってよかったにつながります。
3.シールの台紙を手作りしよう!
- 色画用紙
- 台紙(型紙)
- のり
- ハサミ
☆作り方☆
- 色画用紙の上に型紙を置き、作りたいパーツの部分を鉛筆で濃い目に写るようになぞる。
- 鉛筆の線に沿って画用紙を切る。
- 切ったパーツをのりで貼り合わせていく。
- 目や口など細かいパーツを作るのが大変な時はペンで書いてもOKです。
- 台紙ができあがったらシールを貼る部分を作る。(シールを貼る所を分かりやすいように手作りでマス目を書いても、パソコンで表を作ってもOKです。)
- 可愛くマスキングテープなどを使ってアレンジしてもいいでしょう♡
※こちらのきしゃの台紙は、右端に水玉のマスキングテープを使って可愛くしました♡今回はシールの用紙をのりで付けましたが、のりではなくマスキングテープで端をとめてもおしゃれに仕上がります。
4.台紙を手作りする時に気をつけたい事
手作りする時に注意するポイントとしていくつかあげたいと思います。
手作りしたいキャラクターの型紙は、用意しておいた方が上手く台紙を作る事ができます。キャラクターは意外と目や口など作った時の形や貼る場所によって、完成度がかなり違ってきます。今までたくさんの壁面を作ってきた私も、型紙がないと不安です(笑)きれいに手作りしたいのであれば、時間がかかってもゆっくり丁寧に作る事をおすすめします。
また、台紙があまり小さいと、選ぶシールも小さい物になってしまいます。あまり小さいシールは、子どもが台紙に貼るときに難しい事があります。1・2歳児に台紙を作る時には、大きさも考えて手作りしていきましょう。
見開き状の台紙を作る場合は、同じキャラクターを2つ作っていき最後に貼り合わせます。貼り合わせる時には、テープやマスキングテープを使いましょう。のりで両面の台紙を貼り付けてしまうと、見開くときにおかしくなってしまうので注意して下さいね。
アンパンマンなどのように、まるやしかくなど簡単な形の場合は、上記のように色画用紙を半分に折り左端の閉じている部分は切らないようにします。そうすることで台紙が重なった状態で見開きする事ができます。
5.台紙にシールを貼るタイミングは?
子どもがシールを貼るタイミングは、トイレトレーニングが終わって手を洗った後が良いと思います。
トイレトレーニングは、おしっこやウンチができたから成功と言うだけではありません。その後に手を洗ったり、ズボンやパンツの着脱もトイレトレーニングの一部です。年齢が小さい子であれば、親が最後まで付き添っていく事が大切です。
おしっこが出たからシールを貼ると言うのではなく、パンツやズボンの着脱を頑張ったり、手洗いもできてトイレトレーニングが成功したと言えるでしょう。
頑張ったご褒美に台紙にシールを貼ってもらうのですが、子どもはシールを選んだりする事にもワクワク感と楽しみを感じます。親が慌てさせては子どももゆっくりシールが貼れませんね。トイレトレーニングの後は、ゆっくりシールを選んでもらって、喜びを感じてもらいましょう。
台紙にシールがたまってくる喜びも、子どものトイレトレーニングの意欲へとつながります。
子どもと一緒に喜びを共感しながら、進めていく事が大切です。
6.まとめ
いかがでしたか?
今回は「トイレトレーニングのシール台紙の作り方・手作りする時のポイント」についてお伝えしました。
長期的にかかってしまうトイレトレーニングを子どもに飽きさせないためにも、工夫をして子どもがトイレに進んでいきたくなるようにしていく事が大切です。
シールの台紙を作るときに参考にして欲しいポイントとして
- 子どもの好きなキャラクターで手作りする。
- キャラクターの型紙を使ってていねいに作る。
- シールが貼りやすい大きさの台紙にする。
- 顔のパーツ(目・口・鼻)は特に丁寧に作る。
- 最後にラミネートする事でくしゃくしゃになりづらい。
ママの忙しい時間を使って台紙を手作りしても、子どもが興味を示してくれなかったら残念です。子どもが好きなキャラクターで手作りする事で子どもの目を引き、少しづつトイレトレーニングにも興味を持っていけるようにしていくことが大切です。
ママが手作りしたトイレトレーニングの台紙は子どもにとって特別感があります。
手作りの台紙は、トイレトレーニングの台紙としてだけでなく、他の事にも使う事ができます。
ママのお手伝い台紙として活用してもいいし、お着替えを一人で頑張ったら台紙にシールを貼っていくと使い方は様々です♡
ぜひ、参考にして手作り台紙を作ってみてくださいね☺