夜泣きがひどい新生児。
夜泣きをしている我が子を優しく抱っこして、落ち着かせてあげたいと思うのがママの本当の気持ちだと思います。
しかし、現実は厳しいもの。泣き声を聞くだけで、ストレスになることだってありますよね。
夜泣きしている新生児を、無視して寝ることはできる?しばらく無視する事でどうなるの?についてまとめてみたいと思います。
1.新生児の夜泣き、無視できる?できない?
ママたちは新生児の夜泣きにどのように関わっていますか?
新生児の毎日の夜泣きが、イライラやストレスになると言う経験があるママも多くいます。
新生児の赤ちゃんの夜泣きで、日々困っているママはみなさんの周りにも多くいるのではないでしょうか。
「うちの新生児は夜泣きしたことがない!」なんて話、今までに聞いたことがありません。
むしろ、新生児は夜泣きをするのが当たり前ですよね?
言ってしまえば、新生児の赤ちゃんにとって夜泣きは毎日の日課です。
夜泣きでどうしようもなく困っているママにとって、¨夜泣きが毎日の日課¨なんて恐ろしい言葉・・・聞きたくもありませんよね(笑)
でも実際に、新生児にとって夜泣きは欠かすことのできない自己表現であって、ママやパパに自分の存在を泣くこと(夜泣き)でアピールしているのです。
生まれて数か月の新生児であっても、しっかりと泣くことで自分の存在を知らせたり、自分の思いを知らせることができるのです。言葉が喋れない、ご飯がまだ食べれない、歩くことができない・・・新生児は赤ちゃんだから何もできないと思っているかもしれませんが、泣いたり(夜泣き)、笑ったりすることで自己主張をきちんとしているのです。
夜泣きは新生児にとって、自分をアピールする手段として欠かせないことです。
新生児にとって大切な夜泣き。ママやパパに
「抱っこして~」
「お腹が空いたよ~ミルク欲しい!」
「おむつがぬれていて気持ち悪いから取り替えて」など夜泣きする事で、サインを送っています。
ママも日中の家事・子育て・仕事で疲れもたまっているのに、夜には新生児の夜泣きで中々眠れず、寝不足の毎日になってしまうこともあるでしょう。育児の疲れが溜まったり、新生児の毎日の夜泣きや寝不足が長期的に続いてしまう事、限界を超えても頑張り続けてしまうことで、ママの疲労もピークになり、育児ストレスやうつになってしまうこともあります。
「新生児の夜泣きがひどくて毎日起きるのが辛い」
「新生児の夜泣きが原因で育児ストレスになった」
「新生児の夜泣きに対応できなくて無視してしまった!」
新生児の夜泣きに関して、このように何かしらの悩みを抱えているママたちは大勢います。きっと、このブログを読んでくださっているほとんどのママたちが、我が子の夜泣きを経験した又は子どもの夜泣き真っ最中と言う方が多いと思います。
新生児や赤ちゃんって、とても可愛いし、愛おしい。ママやパパにとって天使です(^^)
しかし、疲れていたりストレスが溜まっている時って、新生児や子どもの夜泣き(泣き声)が耳に響いたり、逆にイライラしてしまうことさえあります。
泣かないで!
聞きたくない!
新生児の夜泣きがひどく、自分の耳をふさいでしまった経験はありませんか?
新生児の夜泣きが中々治まらず、ママのストレスも限界・・・。抱っこしてもミルクをあげても、何をしても泣き止まない我が子をベットに寝かせ放置(無視)。
夜泣きのストレスや疲れが限界のママも精神的に辛いですが、泣くのが仕事の新生児にとっても、ママの無視は辛い事です。もちろん、大人でも誰かに無視されるのは辛いですから。
どうしても夜泣きの対応が無理と言う時・・・
夜泣きを無視するなら、近くにいるパパにその日だけでもお願いするとよいでしょう。
理由を話せば、パパも夜泣きの対応に協力してくれるはずです。
2.新生児の夜泣きを無視する事は注意が必要!
新生児の夜泣きを無視する事を、個人的に私はあまり賛成できません(>_<)
休みがない毎日の子育ては本当に大変な事ですし、ママの子育ての苦労ははかりきれないほどだと思います。
新生児の夜泣きのする時期は、ママの睡眠時間は少なくなり、深い眠りにつく事さえほとんどないのではないでしょうか?
朝になったら、夫の朝食作りや家事育児に追われて休む暇もない。
新生児の夜泣きなどで、ママが睡眠不足になり辛いのはものすごく分かります。新生児の夜泣きって、すぐに治まるときだけではないですよね。ミルクを飲んでも、抱っこしても泣き止まず一時間経過・・・と言う事だってありますからね。
しかし、夜泣きを無視してずっと泣かせておくのも、私的には夜泣きしている我が子が気になって仕方がなく最終的に無視できなく抱っこしてしまうでしょう。
何をしても夜泣きが落ち着かない新生児を無視してママは布団の中へ入ったとします。しかし、新生児の泣き声に、「あ~夜泣きしてる(>_<)」と感じながら横になっているのならば、ちょっとでもその時にママとのスキンシップをとって落ち着かせてあげる方が、夜泣きが落ち着く時間が早いような気がします。
どうしても起きるのが難しく新生児の夜泣きを無視するなら、身近にいるパパにお願いするのが一番だと考えています。
なぜ、夜泣き中に無視する事が賛成できないのか?
個人的な意見になってしまいますが、夜泣きを無視する事で色々な危険も考えられるからです。
「乳幼児突然死症候群」と言う言葉を聞いたことはありますか?「SIDS」とも言われています。
小さな子どもほど注意が必要な睡眠時の不慮の事故です。
0歳の新生児や1~2歳の乳幼児は睡眠時にうつ伏せで寝る事があります新生児や乳児は特に自分で動くことができないので、うつ伏せで寝た時に態勢を変えることができず、親はそれに気づかず、布団と顔が重なって動けなくなり窒息してしまうことがあります。
また、寝ている時に、手足をバタバタと動かすことでかけ布団が乳児の顔にかぶさってしまいます。月齢の小さな子どもは布団を自分でよかすことができないため、息が吸えなくなってしまうと言う事故が新生児や乳児多くみられているのです。
新生児や乳幼児の夜泣きを無視する事も、乳幼児突然死症候群の危険につながってくるのです。
夜泣きしている時って、小さな新生児でも手足をバタバタさせて動きますよね?
ほとんどの家庭では、小さな子どもを寝かせる時には、風邪をひかないようにと、かけ布団をかけてあげると思います。夜泣きの最中に動くことによって、掛布団が顔の上にかかってしまうことだって考えられると思いませんか?薄いかけ布団やタオルケットほど軽いので、新生児にとって注意が必要なのです。
顔にかかってしまっても、自分でとる事が新生児にはまだできません。夜泣きを無視している最中に、かけ布団がかかってしまっても、声をあげてママに訴えることができないのです。
寝がえりをする時期も、特に注意が必要になってきます。大人があおむけで寝てもうつ伏せで寝ても、自分で寝返りをして、好きな体制で寝ることができます。新生児はそうはいきません。
ママがあおむけで寝かせても、寝がえりのできる乳児であればいつの間にか、うつ伏せになっていることもあり、気づいたら「あれっ?」って感じです。寝がえりのできる時期も注意を払っていく必要があります。
寝がえりのできる乳児でも、仰向けからうつ伏せはできても、最初のうちは、それをまた仰向けに直せないのです。うつ伏せのままずっと顔をあげていられる乳児はほとんどいません。うつ伏せにした乳児や新生児を無視することはできません。
寝がえりをする時期も子どもから目を離したり、無視することは乳幼児突然死症候群の危険につながってきてしまうので、注意が必要と考えています。
私が働いている職場でも、乳幼児突然死症候群防止のために、午睡のときには保育者が必ず子どものそばから目を離さないようにします。何があるか分からない小さな子どもを睡眠時に無視なんて考えられません。
0歳~2歳児クラスの子どもの午睡時には、5分に1回、乳幼児突然死症候群チェック表をつけています。うつ伏せで寝ている子どもはすぐに仰向けにしたり、しっかりと呼吸をしているかどうか一人ひとり保育者がチェックします。
小さい新生児や乳幼児ほど睡眠時に注意が必要と言う事を、知っておいてほしいと思います。夜泣きを無視した事によって、万が一、事故がおきてしまったと言ったら取り返しがつかなくなってしまいます。
新生児の夜泣きを無視することは、危険な事にもつながってくると言う事を覚えておいてほしいと思います。
3.夜泣きを無視する事で、新生児は落ち着くの?
新生児の夜泣きを無視する事は、乳幼児突然死症候群の注意が必要と言うお話をさせていただきましたが、夜泣きを無視する事で新生児は泣き止むのでしょうか?
もちろん、時と場合によると思います。
新生児がお腹が空いていて夜泣きをしているのに、ママが無視している事でミルクがもらえない・・・このような場合は、新生児の夜泣きはしばらく続くのではないでしょうか?
お腹が空いていたら我慢できないのは大人でも一緒です!新生児はミルクしか飲まないわけですし、お腹が空くのも早いです。新生児であれば2~3時間おきに、お腹が空いてママのおっぱいを欲しがりますよね?
夜泣きしてお腹が空いたことを知らせているのですから、ママが夜泣きを無視しても、お腹が満たされないと新生児の夜泣きは治まらないでしょう。
あまりにも長い時間夜泣きしていると、新生児も疲れてしまうので泣き止んで疲れて寝てしまうこともあるでしょう。夜泣きも体力が必要ですからね。
小さい新生児でも、身体の底から力を出して泣くことがありますよね。
「ギャア~(´;ω;`)」って(笑)
小さい体なのに、よくそんなに大きな泣き声出るな!ってびっくりする時があります。
また、夜寝ている時に人恋しくなり、夜泣きする時もあるのです。寂しくなり、ママのぬくもりや身近な人とのスキンシップがほしくなる時があるのです。
ママの愛情を欲しがっている証拠ですね(*^^*)
しばらく抱っこでママのぬくもりを感じたり、ママと触れ合う事で新生児はすぐにまた安心して眠りにつく事ができます。ママとの触れ合いを求めているときには無視せず、新生児とのスキンシップを大切にしてあげてほしいと思います。
しかし、どの夜泣きがスキンシップ(抱っこ)を求めているのか、おむつを替えてほしいのかなんて喋る事ができない新生児なので分かりませんよね。
ミルクは時間の間隔があると思うので、把握しているママであれば夜泣きしていてもミルクかな?と分かると思います。
オムツは触ってぬれているか確かめるのが早いですね!
スキンシップを欲しがっている新生児は、もう抱き上げる瞬間に夜泣きが落ち着くことも多いので、無視するよりも抱っこしてあげた方が、ママの気持ち的にも楽だと思います。
我が子がいつまでも夜泣きしている声を、長時間きいているのも精神的にも辛いですからね。新生児の夜泣きが無視して治まるのは、夜泣きすることで体力を使い、疲れてしまうことが原因と思います。
泣くことは体力を使いますからね。小さな体で長時間夜泣きしたら、疲れるのは当然の事と言えます。新生児が夜泣きしている時には、できるだけ無視する前にできるだけの事(おむつ替え・ミルク・抱っこなど)を行なって新生児と向き合ってほしいと思います。
それでも夜泣きが治まらない、ママの限界と言う時には無視ぜずに身近にいるパパにも優しく声をかけ、新生児の夜泣きに協力してもらいましょうね。
4.まとめ
新生児の夜泣きは大好きなママやパパへの訴えでもあります。
喋る事ができない新生児にとって夜泣き(泣く)する事は、ママとのコミュニケーションでもあるのです。新生児の夜泣きを、親として出来るだけ受け止めてあげましょう。親から無視されることは、小さな新生児でも辛い事です。
夜泣きを無視する事によって考えられる危険もあると言う事を頭に入れておいてほしいと思います。
乳幼児突然死症候群は新生児や乳幼児の睡眠時に注意が必要と言われています。
新生児の夜泣きを無視する事によって、うつぶせ寝になって起き上がれなくなってしまったり、掛布団が顔にかかって自分でとれなくなってしまい新生児や乳幼児が死亡してしまったと言う事故があることを忘れないでください。
子育てをして言う上で、新生児の夜泣きは大変な事ではあります。しかし、子どもが成長するにつれて夜泣きも回数が減ったり、落ち着いてくるものです。夜泣きは新生児にとって、身近なママやパパを頼っている証拠です。無視をせずに、今の時期だけの夜泣きに愛情を持って関わってあげてほしいと思います。