子供が大きくなると学校へ行くための教育費がかかります。
毎月の出費が重なり、もしお金が足りなかったときの為に今から子供用の貯金をしておく事が大切です。
「子供が大学まで行くとしたらいくらかかるの?」「どの位貯金しておいたら大学まで行かせてあげられる?」と金銭的に不安になる事もあると思います。
教育費に困らないために知っておきたい事とは。
この記事の内容
1.子供のお金、一番かかる時期は?
子供が小さいうちは大したお金はかからないけれど子供の成長と共にお金もかかるようになってきます。
毎月の出費が重なり頭を悩ませてお金とにらめっこ!家計簿を見て、出費の額に驚いた!と言う事があると思います。
毎月月末は、残り少ない生活費でどのようにやっていこうかと試行錯誤。
子供が集団生活に入る3歳頃からが一番お金のかかる時期でもあります。義務教育である小学校と中学校はもちろんお金がかかりますが、高校生まではほとんどの子供たちが通うのでお金もそれなりに必要になります。
教育をしている時期は教育費(保育料)や給食費など合わせていくら必要?と驚くほど子供の費用が多くかかってきます。小学校や中学校に入学する4月は特にお金がかかってきます。
それは、制服代、用品代、体操服を揃えたりと大きな出費から文房具類など細々した出費まで痛いほど続きます。今では幼稚園や保育園でも制服があるところが多く、毎日洗濯するブラウスは2枚買ったりするとあっという間に2万~3万円のお金が必要になってくるのです。
小学校は幼稚園よりも毎月の教育費が少し安いので、浮いたお金を貯金へとまわすこともできます。
ここで浮いたお金を少しでも貯金へまわすか、それとも娯楽費や子供のおもちゃ代に使ってしまうかでも子供が大きくなって進学するうえでお金に余裕が出るかどうかの差につながります。この少しの積み重ねが貯金が貯まるか、貯まらないかの大きなポイントです。
小学校は6年間あるので、浮いたお金をちょっとでも貯金へまわせば大きな貯金になることは間違いないですよね。
中学校へ入ると教育費も少し上がってきます。教育費の他に部活動費も必要になってきます。
どの部活に入るかでも違ってきますが、ママたちの間では部活にお金がかかっていると言う人が多くいます。野球やサッカーであればユニフォームを揃えたり毎日の練習着も必要になってきます。
試合に行くときにはバス代や交通費もかかります。また子供が吹奏楽部に入った場合、楽器代が必要です。楽器は数千円で買える単位ではないので数万円と大きなお金がかかります。このようなお金は毎月の生活費から出すのは大変なのでいくらか貯金をおろすことになってくるでしょう。
高校生になると私立に行くか県立、公立高校に行くかでお金も大きく変わってきます。
「金銭的に余裕がないから県立、公立高校で我慢して。」「私立はいくらお金があっても毎月の授業料が高いから無理」と言う家庭も多いと思います。
でもお金があるなら子供の行きたい高校に通わせてあげたいと思うのが親の本音でもあると思います。
県立高校と私立高校ではどの位お金が違ってくるのでしょうか?
☆県立高校の場合は入学金、平均6千円。3年間の平均授業料67万円。
☆私立高校の場合は入学金15万円~25万円。3年間の平均授業料は217万円。
県立高校と私立高校とでは3倍近くの教育費の差があるのです。
これは親にとっても痛い出費となります。子供のために前もって貯金をしておくことがいかに必要なのかがはっきりと分かりますね!
子供の行く学校によって大きなって毎月の出費が全く変わってきます。
2.子供の貯金いくら必要?
子育てをしながらの生活で、ふと「あれっ?全然貯金できてない?」と感じた事はありませんか。
夫婦2人の時は貯金をしようと思っていなくても、ちょっとくらい贅沢して好きな服を買ったり、外食を頻繁にしていても少しづつお金が貯まっていたかもしれません。
しかし子育てをしながらの貯金はきちんと貯金しようと言う意識がなければ貯まっていくどころか減っていく一方。出費ばかりが重なって通帳に残高があまりないと言う事にならないためにも計画的に子供の貯金をしていく必要があります。
子供の貯金は、子供の名前で専用の口座を作って子供の為に使うと言う意識を持ちましょう。
今月の生活費が少し足りないからと言って子供の通帳から借りてしまう事はやめましょう。せっかく子供の為に貯金をしても全く意味がありませんよね。
しっかりと貯金をしていくことで子供が成長して学費が必要になった時などの為に残しておきましょう。お金に困ることがないよう、必要最低限貯金を心がけていきたいですね。
「子供の為の貯金、いくら必要になる」という事は子育て中のママが気にする項目です。貯金額が最低でも500万円は必要と言われています。
これは子供が幼稚園から高校卒業までにかかる教育費と言われています。もちろん私立の学校に行った場合はそれ以上に学費が必要になってきます。500万円は全て公立の学校に通った時の参考例となっています。
500万円と聞くと率直に「そんなにかかるの?」「500万円も貯金なんて無理」と考えてしまうでしょう。誰でも簡単に貯金できる金額ではありませんよね?高校までの教育費で500万円、子供が大学に行くと考えたら一体いくら必要になるのか、考えただけでも心配になります。
それ以上にお金が必要になってくるのですから不安になるのも分かります。
500万円貯めるために大切なことは、毎月少しづつ貯金をしていく方法が一番貯金を増やすのに効果的だと言えます。子供の将来の事を考えてしっかりと貯金の目安を立てることが必要な事です。
目安を立てずに、何となく月の余ったお金を貯金へまわすのは逆効果。
人は誰でも目標があってこそ頑張ることができます。
目標設定なくお金を貯めるのでは、気が緩んだ時に貯金への気持ちも覚めてしまいます。
理想としてはママのお腹の中に赤ちゃんが出来た幸せな時から、子供の事を考えてちょっとずつ必要最低限の貯金をしていけたらよいですね。
3.生活費の見直しで貯金が増える?
子供の貯金をするにあたって毎月の出費が増えていきます。
しっかり貯金ができている人も、毎月ぎりぎりで貯金をしている人ももう一度、家庭の生活費を見直してみることが大切です。
年に2・3回でも生活費の見直しをする事が貯金をためるために必要なことです。
生活費の見直しは月に1回くらい行う必要があるのです。食費や交通費、交際費、お小遣いなど自分がいくら使っているのか、本当に必要な費用なのか?とお金の使い方を考えるきっかけにもなります。
また節約できそうな費用は少しお金を減らしてみようと考えたり、小銭の貯金を始めるだけでもよいと思います。
生活費の見直しをするにあたって家計簿をつけていくことが大切です。
毎月、何にいくら使っていると言う事が分からなければ、生活費の見直しすらできません。
ノートに書いていくことが面倒な人は、パソコンで家計簿ソフトを使って簡単に家計簿をつけたり、携帯でも家計簿のアプリをダウンロードすれば手早く出来るようになり、便利な時代になってきました。
無料のソフトもあれば、楽しく家計簿をつけていくママのために色々なデザインを選べるおしゃれな物もあります。面倒くさがりやさんにはシンプルにざっくりと項目を分け自動で計算もしてくれるソフトもあります。貯金をするにあたって、何をいくら使っているかを把握していくことが必要なので、自分に合った家計簿を見つけて実践していきましょう。
・外食費の見直しで貯金ができる。
休日に親子で外出すると必ず朝昼晩のどれかは外で外食する事が多くなります。1回もしくは2回外食するとそれなりにお金が必要になってきます。外食は家で食べるのに比べてどうしても費用がかかってしまいます。
親子3人でランチだと安くても約3千円。夕飯だともっと必要になります。週に1回でも外食で1万円程の食費がかかってしまう事になります。1万円は結構な金額ですよね。
親子でお出かけすることは家族の交流、リフレッシュにもなりみんなの笑顔が増える時間です。
外食を1回浮かせるのにピクニック気分でお弁当をもって公園や広場でシートを敷いて食べることでかなり食費の節約にも繋がり、親子の交流も広がります。
また、最近では色々な外食店のクーポンも見かけるようになりました。ネットやフリーペーパー、携帯でのクーポンを利用することによって色々な特典や割引ができます。お得に外食するだけでも節約につながってきます。
・携帯・パソコンのオプションの見直しは定期的に行う。
携帯代では買った時にオプションとして加入しなくてはならないプランがついてくることが多くあります。3か月間は無料でオプションが使えるがその後は、自動継続となり、使っていないのに解約するのを忘れそのままになっていると言う事はありませんか?
携帯を購入する時にオプションに加入する事が条件になっていて3か月は無料で音楽などのアプリを使う事ができました。しかし、3か月が過ぎたら自動継続になり、料金が発生する事を忘れそのままの状態に・・・。
それから1年後にオプションを解約したのですが、毎月500円位の出費でもいたい出費です。その分貯金にまわせたのにと後から後悔する事がありました。
必要のないお金が出費している原因となってしまいます。
いくら貯金をしていても無駄な出費は早めに抑えておきたいですよね。
携帯の通信量もそれ程、使っていないのに大きな容量で契約していてたくさんお金がかかっていたりすることもあります。定期的にチェックすることによって、無駄な出費を貯金へまわすことができます。
子供の貯金をするにあたって生活費の見直しを心がけていきましょう。
また、貯金について夫婦で話し合う機会をもうける事もポイントです。
いくら貯金があって、毎月の予算はこのくらいなど夫婦の間で話すことによって、毎月お金の使い過ぎを抑えることができたり、夫もお金の面を気にしてくれるようになります。
夫婦で金銭感覚がバラバラと言う事は家庭内で必要な貯金をしていくために、あってはならないことです。
夫婦が協力し合い、同じ方向を向いて子供のために進んでいくのが理想と言えます。
4.大学の教育費はいくらかかる?
子供が高校卒業後に進学したいとなった時の為に、貯金を貯めておいて損はないはずです。
大学の教育費が一番お金がかかってきます。大学生となると一人暮らしを始める人も多くいるので、学費の他にアパートのお金、食費となったら、自分の生活費と同様のお金が必要になってきます。
大学生になると自分でアルバイトをしている人も多くなり、バイト代を食費にまわしたり、電車代にしたりする学生さんもいます。私立大学生4年間の学費は学校によっても大きく変わってきますが入学金だけで100万円はかかります。在学費用として平均600万円が必要になるので、いくら貯金があってもすぐになくなってしまいます。もちろんアパート代は入っていません。学校の寮などに入れば金銭的には少し安く済むでしょう。
公立の大学は私立の大学より金銭面で負担が減ってきます。
入学金も100万円以内で収まり、在学費用も約500万円と私立に比べて100万円ほど安く済みます。もちろん私立の大学の方が設備も充実しているので、勉強がしやすい環境が整っていたり、勉強以外でも研究や様々な体験などがしやすい環境と言えるでしょう。
子供がどのような道を歩んでも大丈夫なようにある程度の教育費用をためておくことが必要と言えるでしょう。
5.教育費に困らないために知っておきたい事とは。
子供の将来は誰にも分かりません。
子供が大きくなって、大学に行くのか?どんな職業についているか?など親が妄想で考える事はあっても現実がどうかはその時になってみないとわかりませんよね。
親が子供の将来を決めるわけではないので、教育費がいくら必要になるかどうか、はっきりした金額は誰にも分からないから貯金が大切になるのだと感じます。
しかし子供の将来を見据えてしっかりと貯金をしておくことは誰にでもできます。
教育費に困らないためにも先々かかる教育費用をこつこつ貯めていくことが大切です。
子供が小さい時から貯金を始めることによって、お金が必要になった時に困らないで済みます。貯金は余ったらするのではなく、先取り貯金を心がけて貯めていくようにしましょう。
6.まとめ
子供の貯金がいくら必要かどうか把握できたでしょうか?
子供が高校に上がるまでに最低でも500万円を貯めておき、その後も無理のないように貯金をしていけたらよいのではないでしょうか。
子供の教育費は家計にとって大きな出費となるので子育てしながらも毎月しっかりと先取り貯金をしていってほしいと思います。安心して子育てが出来るように家計簿を使ってお金のやりくりを上手くしてください。