毎日、仕事に子育て、家事の3つを両立する事はとても大変な事です。
1年中、子育てや家事の休みがないママにとっては仕事から帰ってホッと休む時間だって中々ありません。忙しいからこそ、仕事、家事・育児を少しでも楽にしていく事でママの心も休まることができるのだと感じています。
ママが疲れた時にちょっとでも楽になる方法を伝えていきます。
この記事の内容
1.仕事と子育て、家事の両立はなぜ大変?
女性にとって子育てと家事はじゅうぶん大変な仕事です。それに加えて本業の仕事も両立させているママが最近は多くなっています。
仕事をしながら子育てに家事に大忙しなママたち。24時間、フル活動で朝から晩まで動き回るママたちの体力はサラリーマンの男性並みと言っても過言ではないでしょう。
それほど家事や子育てにも体力や時間が必要になってきます。
昔は女性が子育てをしながら仕事をするのが珍しかったのですが、最近では当たり前のようにママたちが仕事をしています。
子育てをしながら仕事をしているママの割合が68%と半分以上の子育てママたちが仕事を持っているのです。子どもが小さいうちはパートで短時間で働いていても、小学校や中学校に上がるにつれて仕事の時間を延ばしたり、正社員として働くママも多くなっています。
家事や子育てに加えて仕事をしているママたちが多くなっている理由はどこにあるのでしょう。
・家計の援助のため。
・気分転換がしたい。
・仕事へのやりがい。
一つ目は夫の給料が少ない。
不景気な時代で給料が上がらなかったり、夫の給料に満足できないママが多くいます。贅沢をしているわけではないけれど生活費がぎりぎりだったり、子どもの将来や夫婦の老後を考え貯金をしていきたい、ゆとりのある生活を望んでいる理由からママも仕事に就くことがあげられます。
2つ目は気分転換をしたい。
子育てをしているママはどうしても家にいる時間が多くなってしまい、社会とのつながりが薄くなってしまいがちです。子どもと一緒に公園や子育て支援に遊びに行ったりと社交的に活動ができるママであればママ友と一緒にお喋りをしたり子育ての悩みを打ち明けたりと交流が持てますが、そうでないママにとっては一日中子どもと一緒にいることが時々ストレスになってしまうことがあります。
また孤独感に陥ってしまうことがあり、社会に出たいと言う思いが強くなり日中は子どもを保育園に預けて仕事に就くママが増えています。
3つ目はママになっても仕事をしたい。
子どもを出産して育休を終えた後にまた今までの仕事に復帰したり、子どもの急な病気や学校の行事で仕事の休みが取れたり、時間の融通がつきやすい仕事に変えて再就職するママも多くいます。
仕事にやりがいや楽しみを感じていたり、仕事をしている事で家事や子育ても頑張れると言う理由で仕事に就く理由もありました。
ママも仕事につく事で子育てや家事のストレスから解消され社会で活躍できる喜びを感じられるメリットもあるようです。
しかし、仕事をすることで負担が増え、家事や子育てとの両立の難しさを感じていることも確かなのです。中には仕事をしたくても家事や子育てとの両立を考えると体力的にも精神的にもできるか不安で悩んでいるママも多いのです。仕事と子育て、家事を両立しているママは時間に余裕などありません。
朝は早起きして家族の為に家事をして、仕事が終わると、休みなく家事や子育てをこなす日常。正直、精神的にも肉体的にもしんどい毎日です。
心が休まったりゆっくりする時間が持てないと大変と言う感情も強くなってしまいがちです。仕事に家事、子育てを頑張るママが1日の中で、幸せな時間や空間を少しでも作っていく事が必要なのです。
2.仕事・子育て・家事を両立しているママのタイムスケジュール
仕事に子育て・家事、すべてをこなすことは想像以上に大変でハードなスケジュールとなります。
実際に私の親も仕事と子育て・家事の両立をしていました。両親共働きで、母は平日正社員として働き、父も朝から晩まで仕事で私たちが寝た頃に仕事から帰ってくる事が多かったのです。
平日は母が3人の子育てと家事、仕事の両立をして、朝早くから朝ごはんの支度や洗濯をしていた印象が強くあります。慌ただしい毎日の中、仕事・家事・子育ての両立をしてくれていた母の平日の生活スタイルを見ていきたいと思います。
5:30 母が起床し、自分の身支度を整える。父は仕事が遠かったので5時半には出勤していました。毎日、母が外でお見送りをするのが日課でした。
子ども3人が起きる前に朝ごはんの準備。洗濯物をかける。
6:00 子どもたちを3人を起こす。
1回起こされただけでは返事だけで起きなかったので、カーテンを開けたり電気をつけて何回も起こしてくれていました。きっと母は大変だったと思います。
子どもたちが着替えや歯みがきをしている間に母はリビングの掃除を毎日していました。私がアトピー体質だったので親は気にかけて、部屋の中はいつもきれいにしてくれていました。
朝食は母と子どもたちで一緒に食べていました。
7:00 子どもたち3人が小学校に登校。
学校が歩いて1時間と遠かったため毎日7時には家を出ていました。
子ども達を近所のお友達の家までお見送りする。朝食の後片付け、洗濯物を干すなどの家事をこなす。自分のお弁当作りをする。
7:45 母が車で仕事に出勤。
8:15~17:15 仕事
17:45 母が帰宅する。
子どもたちは学校が早く終わっていれば家でお留守番をして母が帰ってくるのを待っていました。
おやつを食べて宿題をし、外で友達と遊んで待っていた事が多かったと思います。母はすぐに家事に取りかかっていました。洗濯ものを取り込んで、夕食の支度をする。
小学校の頃は友達と遊ぶのが18時までと決まっていたため、私たちも18時になったら遊ぶのをやめ家に帰りました。子どもたちが帰ってきたら、母は子どもたちの宿題を見たり、お風呂を入れたりと仕事から帰ってきても休む暇なく家事に取りかかる姿がありました。
19:00 母と子どもたちで夕食。
平日に父が仕事から早く帰ってこられることは滅多になかったので、全員で夕食を食べるのは父の仕事が休みの土日でしたね。
食事後は夕飯の後片付けを全員でしていました。食器を洗う、拭く、片付けると役割を決めて、母の負担が少しでも少なくなるように子どもたちも手伝っていました。
20:00 母と子どもたちで入浴。
この時間は母が子どもたちに学校での出来事を聞いたり、お友達と遊んだことを話したりとコミュニケーションする時間だったように思います。
お風呂から出ると、テレビを見たり、みんなでトランプやオセロをして遊んでいました。この自由な時間が今振り返っても楽しかったと言う思い出があります。
仕事をしていると、どうしても平日の子どもとの関わりの時間が少なくなってしまうのですが、しっかり子育てをやってくれていた母に改めて感謝です。
21:00 子どもたち就寝。
平日、学校に行くのが早かった私たちは遅くても21時には布団に入っていました。
早い時では20時半には寝ていました。母は私たちが寝た後にまた起きて、洗濯物を畳んだり、子どもたちの学校からの手紙や準備を確認したりしてくれていました。
時に私たちを寝かしつけながら母が先に寝てしまう事もよくありました。きっと仕事と家事、3人の子育てで毎日体力的にもヘトヘトだった事と思います。
23:00 父が帰宅し入浴。
母は一度布団に入って寝ていたとしても帰ってきたら、また起きていました。
父が夕飯を食べるときには夕食を温めなおしたり、遅くても一緒に夕食の席に付き合い夫婦の時間も大切にしていました。
24:00 母と父が就寝。
家族のために仕事に子育て・家事の両立を頑張ってくれていた母。
子育てをしていても私たちには疲れた顔をせずに明るく接してくれていました。きっと体力的にも精神的にも疲れたと感じていた事もあったと思います。
平日、忙しい1日を過ごしていた母ですが仕事が休みの土日は少し朝寝坊したり、ゆったりした生活もしていました。疲れた体を回復するためにもゆっくりする時間も必要ですよね。
土日仕事が休みの父も、その日は子育てに協力し、私たちを遊園地や公園、動物園に連れて行ってくれたり、毎日子育てや家事を頑張っている母の為に昼食を作ってくれたりとしていました。
共働きで仕事をしている夫婦は、子育てや家事も協力して助け合いながらやっていくことが必要だと思います。
疲れた体で仕事や家事、子育てをしていると余計に疲労がたまってしまう原因になってしまうでしょう。
3.仕事に子育て・家事の両立、疲れた!となる前に気づく事が大切
家族のために頑張ってくれるママが病気になっては大変。
仕事に子育て・家事と一生懸命両立するのはよいことですが、頑張りすぎてしまい体調を崩してはどうにもなりません。ママが寝込んでいる間、子育て・家事・・・誰がやるの?となってしまいます。
家族のために全てに全力を注ぐことで子どもたちもパパも喜びますが、自分の身体を第一に考えて、頑張りすぎて疲れた!となる前に息抜きや少しだけ休憩をする事を忘れないでくださいね。ママの元気がない疲れた顔は家族も心配になってしまいます。
疲れたときって心も体もだるいし、周りの人にイライラをぶつけてしまうことが多くなりませんか?実際に私もそうです。仕事から帰ってきて疲れた!と感じているときは身体も重ければ、精神的にもイライラとしている事がよくあるのです。
何気ない些細な事でも気になり、家族に当たってしまい後で「何であんなにイライラしちゃったのだろう」と反省することがあります。自分がイライラしていると周りの人もそれ見てイライラしたり、気になってしまったりしますよね?またイライラをぶつけた事によって喧嘩になってしまったり。イライラしていても良いことなどありませんね。
仕事が忙しい、子育てがバタバタしている、家事や家の用事が忙しいと思う時って疲れがたまってきますよね。
疲れた体を動かすことで余計に疲れがたまってしまい悪循環が起こってしまうのです。疲れたと感じる前に、自分の心を落ちつかせゆっくりする時間を作ったり、自分にご褒美をあげたりと何かしら対処しておくことが大切なのです。
4.疲れた時に少しでも楽にする方法とは
仕事と子育て、家事の両立で疲れた!となってしまった時に少しでも楽になる方法があったらよいですよね。
実際に両立している人が毎日の生活の中で心がけている事はどういう事でしょう。
・全てを完璧にやろうとしない
仕事と子育て・家事全てを完璧に行おうとしても身体も心も持ちません。
毎日全てを完璧にこなしていたら必ず疲れた事で体調を崩したり、やる気がなくなってしまう原因にもなりかねません。毎日の生活の中で「今日は掃除を簡単に終わらそう」「夕食の1品はお惣菜で我慢してもらおう」「ゴミの日はパパにお願いしよう」など全てを一人で完璧にやろうとしない事が大切なのです。
・早めに睡眠する日を作ろう
掃除して洗濯して子どもの明日の準備に次の日の夕飯の下ごしらえ・・・「何時になったら寝られるの?」「気づいたら夜の12時だった!」と思いながら夜になっている事はありませんか?
疲れた体を休めるために睡眠は大切です。布団に入り眠りに入ってから3~4時間後が睡眠のゴールデンタイムと言われ、肌のターンオーバーが活発になり、お肌の調子がよくなったり、脂肪燃焼にも効果的と言えるようです。しっかりと睡眠時間を取る事によって、次の日、頭がすっきりした状態で目が覚めたり、身体や脳をリフレッシュさせてくれ健康にもよいのです。
頭がすっきりすることによって、仕事や子育て、家事がはかどったり、笑顔で過ごせたりと良い事が多くなります。
忙しいママだからこそ、元気で過ごせるように早めに睡眠する日を作って、次の日に疲れた体を残さないようにしましょうね。
・自分へのご褒美をあげよう
自分へのご褒美とは高額な物を買うとかでなくてよいのです。
甘い物が好きな女性だったら、仕事や子育て・家事を頑張り疲れた時にご褒美にチョコを食べたり、ちょっと贅沢してスタバでコーヒーを買ったり・・・ちょっとした息抜きやおご褒美があるとそれだけで頑張れるのですよね。
疲れた時に甘い物が食べたくなる私は、仕事の帰り道にローソンでカフェラテを買って飲んで帰るだけでも心も体も温まり幸せな気分になります。
不思議な事にそれだけで疲れた気持ちも落ち着くのですよね。家に帰ってから「疲れた~」と言って何も行動できなくなるよりもいいと思いませんか?疲れた心や体が少しでも楽になるなら、自分へのちょっとしたご褒美もありですよね。
5.まとめ
仕事・子育て・家事の両立をするにあたって、一人で頑張りすぎない事が大切です。
一人で全てを完璧に頑張ることで心も体も疲れてしまいます。
「疲れた!」と感じる前に家族や周りの人に協力してもらいながら家事や子育てをしてちょっとでも楽にする事。十分な睡眠で疲れた体を休める事、疲れているときこそ家事の手抜きをする事で時間的にも余裕ができます。
また自分へのちょっとしたご褒美をあげる事で幸せな気分を感じられ仕事に子育て・家事に対する気持ちも楽になるでしょう。