うつになりやすいのは子育てと仕事を一人で頑張ってしまう人?

年々増加傾向にあるうつ病。

特にバリバリ仕事をしている20代から40代の若い世代に多くみられるようになっています。子育て世代でもあるこの時期は、子育てと仕事の両立から頑張りすぎてしまい、精神的にも追い込まれてしまう事が多いようです。

子育てと仕事を両立しているママのうつの症状例やうつになりやすい人の特徴もお伝えしていきます。

1.うつ病とその症状

ヨウ
こんにちは!大空育児ブロガーのヨウ(@oozoraikuji07)です

最近では子育てと仕事の両立をしているママが多くなってきています。

可愛い子どもの子育てに幸せを感じ、一生懸命になる反面、子どもの子育てに不安を感じたり、何をしても言う事を聞いてくれない子どもに対しストレスになっているママもたくさんいます。

近年、うつ病の患者数は増加していて16人に1人がうつ病を経験していると言われています。

うつ病は脳の働きに何かの問題が起きて発症する病気と考えられています。

うつ病は男性に比べて女性の方が発症しやすい傾向にあります。それは女性の妊娠や出産が原因になることも多いのです。妊娠・出産・子育てによって体内のホルモンのバランスが大きく変化し、ストレスやプレッシャーを受けやすい環境になっているのです。

女性にとって子どもを出産することは大きなイベントとなります。産まれてくる事への喜びも大きいですが、「怖い」「心配」と言った精神的な不安も大きくなってきます。

自分はストレスや悩みがあってもうつ病とは無縁と思っている人もいますが、うつ病は実は誰にでもなり得る病気なのです。

うつ病はいずれ治ると言う病気と違ってお医者さんの治療が必要になってくる精神的な病気です。嬉し事があると喜び、悲しいことがあると落ち込む・・・と誰にでも喜怒哀楽があると思います。

しかし、うつ病の人は24時間ほぼ落ち込んだ状態が続きます。気分の浮き沈みが大きく、興味のある事でも嬉しいと言う感情がなくなってしまう辛い症状になってしまいます。自分の好きな事をやっている時って、本当に心から笑顔が出てきて明るい気持ちになれなすよね?

しかしうつ病になってしまうとそれがなくなってしまい、気分がのらず喜びの喪失が大きいのです。うつ病はすぐに治る病気ではないので、仕事や日常生活にも支障が出てきてしまいます。

うつ病の症状も人によって様々で、気分や喜びがが低下・会話が頭に入ってこない・意欲の低下など心の症状もあれば睡眠障害・食欲低下・疲労や倦怠感・動悸や息苦しさなど身体の症状がでるうつ病の人もいるのです。

うつ病の症状は心の症状だけでなく身体の症状も出る人がいるので、自分の症状を把握して、病院で診察を受けることが必要になってきます。

 

2.うつになりやすい人とは

うつ病発症のきっかけはストレスが原因と言われています。

仕事をしている人、子育て真っ最中のママ他にも仕事のリストラ問題や大切な人との死別、家族間の問題など色々な事がうつ病に陥いる原因とされています。

明るい性格で今まで元気に過ごしていた人でもちょっとしたことがきっかけとなりうつ病になってしまう人が多くいます。そこでうつ病になりやすい人の特徴をまとめてみたいと思います。

・友達との関りをあまり持たない

友達と一緒に外出したり、食事をすることを面倒と思ってしまい、自分の家に閉じこもっていませんか?友達と楽しく食事をしたり、お喋りをする事は気分転換にもなりストレス解消にもつながります。

また子育てをしているママであれば、子どもと一緒に公園に遊びに行った時にママ友に子どもの悩みなどを話したり、お互いの子育て相談をしたりすることができます。

一人で家の中に閉じこもっていると子育てや仕事などの愚痴をこぼすことができず、ストレスが積もってしまいうつ病に発症する原因になってしまいます。

・考え込む性格の人

仕事や子育てをしていると、悩みや考え事は色々出てくると思います。

休みの日でも頭の中は仕事の事でいっぱいになっていたり、計画していた通りに全てが行動ができないと納得がいかずに落ち込んでしまったりすることはありませんか?

子どもの子育てに関しても自分の思い通りにならないと何がいけなかったのかとずっと考え込んでしまう・・・24時間、考えこんでしまう事はかえって休む暇がなく自分に余裕がなくなってしまいストレスの原因につながります。

子育てや仕事でも休むことも必要です。

・真面目で完璧主義

まじめな性格の人は仕事面でも一生懸命。

教えられたことも完璧にこなしていく事で仕事もでき、上司からも好かれる傾向にあります。

周りからの信頼も厚くそれに答えようと一人で頑張りすぎてしまう事があります。逆に手を抜かないで一生懸命行う事で、周りのいい加減な行動が気になってしまったり、疲れやすい原因になりうつ病になりやすいと言われています。

3.子育てと仕事を両立しているママがうつ病になった体験談

女性のうつの中で、子どもを出産して慣れない育児のストレスから産後うつにかかってしまうケースが多くあります。うつ病を発症しながらも、子育てと仕事に頑張るママの体験談をあげていきたいと思います。

結婚前から仕事をしていたA子さん。子どもを出産し育休取得後に仕事に復帰。旦那さんの仕事が遅いことから子育てもほとんど一人で行う事が多かったと言います。

毎日の子育てと仕事の忙しさからうつ病を発症。最初は動悸や息切れから始まり、育児や家事もやる気がおきず何とか子どもの育児をやることが精いっぱいで倦怠感と疲労感に陥っていました。

最初はうつとは分からず、子育ての疲れが溜まっているだけと思っていたA子さんですが2週間たっても治らず、病院で受診したところ、うつ病と診断されました。

うつ病になってからは子育てと仕事の両立が難しく、今までできていた仕事も手に付かない状態に。うつ病の治療のために仕事は休職中といいます。

今までほとんど一人で行ってきた子育ても旦那さんが協力してくれるようになり、保育園の朝の送りを手伝ってくれたり、休日には子どもと外出してくれるようになったのです。うつ病のママにとっては旦那さんが子育てに協力してくれることがどれだけありがたいことか!

うつ病はその日の気分の浮き沈みが大きく、家事もやる気が出ず、すぐに涙が出てしまったり子どもに当たってしまう事が多くなってしまい、子どもにも旦那さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいだったようです。

大好きな子どもと一緒にいてもママである自分の感情がうまくコントロールできずに子どもといる時間させ笑顔で接することができない。親として悲しい事ですよね。

旦那さんが仕事から帰ってくるまでの間でも、一人で子どもを見ることに不安を抱えていたことから、うつ病の診断書を保育園に提出し、少しでも子どもを長く預かってもらえるように申請したのです。

薬を飲んで落ち着いているときは少しは穏やかに過ごすことができるようですが、すぐに治る病気ではないのでしばらくはうつの治療に専念していくことを心がけているようです。

子育てと仕事を両立しているママは周りの人にもたくさんいます。「何で自分だけ子育てと仕事の両立ができないのだろう」と考え込んでしまう事もあったようです。

世間からするとうつ病は「甘えているだけ」「子育てが辛いのはみんな同じ」と言う考えを持っている人もいます。社会的・世間的にうつ病に対しての知識がまだまだ不足しているのです。

4.うつにならないように気を付ける事

うつ病にならないためには仕事や子育てに対するストレスをためない事を心がける必要があります。毎日の生活の中で実践していきたい事をまとめていきます。

・十分な睡眠を心がける

十分な睡眠をとることは規則正しい生活習慣を心がけるためにも大切になってきます。ただ睡眠をとればよいと言う訳ではないのです。夜更かしをして朝寝坊をする睡眠はあまりよくありません。早寝早起きのリズムを作って質の良い睡眠をとっていく事が必要です。

仕事や子育てをしていても睡眠不足だとやる気がおきなかったりぼーっとしてしまう事がありますよね?適切な睡眠をとって脳や身体をゆっくり休ませることがうつ病にならないためにも大切になります。

・食生活に気を付ける

好き嫌いをしたり、お菓子やお肉など偏った食生活をしていませんか?栄養バランスの取れた食生活をする事で身体も心も元気になります。

食生活を気を付けるだけで身体が軽くなったり元気が出てきたりと健康面でも違いが出てきます。時間がない時にはお惣菜やコンビニ弁当に頼ってしまう事もあると思いますが、身体の事を考え栄養のとれた自分手料理を作ってみてはいかがでしょうか。

・適度な運動を心がける

身体を動かすことは健康的にも大切な事です。

ハードな運動でなくても毎日少しの時間行う事が効果的と言われています。もちろん運動は仕事や子育てのストレス発散にもつながってきます。子育て中のママは子どもと一緒に公園に行ってボール遊びをしたり、お散歩するのも良いでしょう。

最近では仕事帰りに運動をして帰る人もいます。ジムによってヨガやダンスと言った軽いプログラムを1時間程度受けて帰宅する。

子育てと仕事の両立から運動をやりに行く時間がないというママも多いでしょう。育児をしながらお家の中でいくらでも運動ができます。最近ではエアー縄跳びと言うのが流行っていて、縄跳びを持つ真似をしながら縄跳び同様にジャンプをする運動です。

場所も取らず危なくもないので家の中でもすぐに実践することができます。もちろん縄跳びと同じくカロリー消費も期待できるのでおすすめです。ウエストシェイプにはフラフープもいいでしょう。出産を経験し子育て中のママはお腹周りを気にしている人も多いのでフラフープで腰周辺を絞ってみてはいかがでしょう。

うまくなればテレビを見ていても、歯みがきをしながらでもできてしまいます。意外と翌朝、お腹周りがすっきりします。

適度な運動は、睡眠にも効果的だと言われています。自分に合った運動を継続的に行う事が大切なので無理をせずに実践していきましょう。

5.子育ては周りの人を頼ることが大切

子育てと仕事の両立を一生懸命頑張るママたち。パパが仕事で忙しい人は特に子育てを一人で頑張ってしまいがちです。

子育てと仕事の両立で忙しいのは当たり前と思いこんでいませんか?育児と仕事のストレスからうつ病に発症してしまうケースが多い女性。

育児と仕事のストレスを感じた時にはすぐに周りの人を頼る事を忘れないでくださいね。

うつ病になってからでは遅いのです。

何の病気でも治すのには時間がかかりますよね。うつ病の場合は一度かかってしまうと、仕事や子育てに手が付けられないほどの倦怠感や疲労が襲ってきます。そして再発する可能性の大きいのが特徴です。

うつ病に発症してから周りの人を頼る事になってしまうと、その分負担も大きくなってしまいます。

大変な時にはおじいちゃんやおばあちゃんに孫の面倒を少しお願いするだけでも、ママの子育ての負担が楽になりその間ちょっとした息抜きができる事でしょう。

おじいちゃんやおばあちゃんにとっても孫と関わる時間は幸せな事と思います。長い時間お願いすると負担になってしまうこともあるので、同じ空間にママもいる事で、子どもも安心して過ごすことができるでしょう。ママも子どももみんなが笑顔の時間になってくれる事と思います。

また子育ての相談はママ友にしたり、ちょっとゆっくりできた時間にパパと仕事や子育ての話をすることも大切です。話し相手がいることは安心感にもつながります。子育ては一人で行う事ではないと言う意識と、楽な気持ちで子育てと仕事を両立させてほしいと思います。

6.まとめ

子育てと仕事の両立を一人で一生懸命にこなしてしまうママは、頑張りすぎる事が原因でストレスがたまりがちになってしまいます。

うつ病の多くはストレスが原因で発症することが明らかになっています。愛おしいこどものためにもママやパパが元気で笑顔でいることが一番です。

その為にも子育てや仕事が辛い時には頑張りすぎないで息抜きする事、辛いことを隠さずにパパに正直に話すこと、周りの人を頼って子育てをする事を心がけてほしいと思います。

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