仕事をしながら子育てに積極的に参加する男性がイクメンと呼ばれています。
男性と同じように働く女性が増えた事から、女性だけが子育てをするものではないという時代になりつつあります。
子育てと仕事を両立している男性は日頃どのように子どもと関わりママの力になっているのか?
また子育てと仕事の両立で大変な事は?と言う点についてまとめてみました。
この記事の内容
子育てと仕事を両立している男性はどの程度いる?
働く女性が増えた事で、仕事をしながらも子育てに協力してくれる男性が増えてきたと感じます。
女性でも男性同様にバリバリと働いている人もたくさんいます。
しかし、小さい子どもを持つ子育て中のママだと、子どもを保育園へお迎えに行くことから残業ができなかったり、子どもが急に熱が出た時に仕事を休まなくてはならなかったりで、社会の中での立場が男性に比べ弱くなっているように思います。
「男女平等」と言う言葉があるように本当であれば子育てをしている女性であっても男女が平等で働ける社会を作っていかなければならないと思います。
子育てに関しても同じく、女性が行うものと言う考えから少しずつ夫婦で協力して行うという考えにすべての人・社会が意識を変えていかなければならないのではないでしょうか。
日本は他の国に比べて、子育てしている女性や男性に対しての社会的な制度がまだまだ不十分です。
男性が仕事と育児の両立ができるためにはまず安定した収入と子育てしやすい環境が必要と言えます。
小さな子どもを持つ子育て世代の男性としては20代~40代位となります。
しかし子育て期である30才代と40才代が一番仕事の残業が多くなっているのが今の日本の現状です。
男性が仕事の残業で帰りが遅くなると平日、子育てに費やす時間も少なくなると言う事です。
その分子育ての負担は全てママになってしまいます。就労時間が60時間以上となる男性の子育てに参加する割合はおよそ3割と発表されており、残りの7割の男性は仕事のみで1日が終わってしまうようです。(内閣府男女共同参画発表)
子どもを出産してから、女性が育児休業をとる割合は83%です。
女性の育休は自然な感じですが、男性が育休を取ると言うとすぐに話題になります。
男性が育児休業を取ると言う話が珍しいがために、芸能人でも子育てに対する育休宣言で話題になった人がいます。
芸人である妻、大島美幸の夫であり、放送作家として仕事をしていました。
1か月の育休を取り、父親になる為の勉強をしたい・少しでも妻を支えたいと言う思いで育休を取ったようです。
その後も仕事をセーブしながら子育てと仕事の両立をしているイクメンパパになっています。
2人目は俳優のつるの剛士さんです。
子だくさん家族として知られているつるのさんは4人目の子どもが産まれてから、2か月間の育休を取りました。
積極的に子育てに参加しているイメージが強いつるのさんは、芸能界でも子育てと仕事の両立をしているイクメンパパとして知られていますね。
日本では子育てと仕事を両立する男性がまだまだ少ない傾向にありますが、子育てと仕事を両立しやすい国として知られているオランダでは、子どもや家族で過ごす時間を最優先に考える事が当たり前の社会となっており、日本では考えられない週3勤務や週4勤務が普通なのです。
その為、男性が平日にもかかわらず子どもと一緒に遊んでいたり、ママが仕事の時にはパパが子育てをし、子どもの面倒を見ることが一般的に見られるようです。
男性も子育てに積極的に参加し、夫婦で子育てを楽しむ姿が多くみられるのです。
子育てに積極的に参加する男性のイメージは?
昔は「男性は外で働き、女性は家庭に入る」と言うイメージが強かったのですが、時代と共に変わってきています。
変わって行かなければいけない時代になってきたのでしょう。
子育てに積極的に参加する男性のイメージをママやパパはどう感じているのでしょうか?
- 子どもに良い影響を与える。
ママだけでなくパパも子育てに参加することで子どももそれを見て育ちます。
子どもは大人の行動や周囲の事をよく見ています。パパから学んだ何気ない事も子どもは印象に残っていたり、「パパがね、~してくれたの!」と後々話に出てきたりするのです。
子どもにとってもイクメンパパは良い影響となっています。
- 男性も充実感が得られている。
子どもと関わる時間を持つことで男性自身も、子どもと過ごす事を幸せと感じ、子育ての充実感を味わう事が出来るのです。
- 男性も家事や子育てを行う事は当然である。
女性のみでなく男性も家事や子育てを行うのが当たり前と感じている男性は6割、女性は5割との調べがあります。
以外にも男性の本心は「子育てと仕事の両立を行うのが当然」と思っている人が多くいました。それが現実として出来ているかは別の話になってしまいますが、子育てに参加したい気持ちは持っているようです。
- 子育てや家事を両立させる男性は時間の使い方がうまい。
平日、仕事から帰宅して家事や子育てを手伝う男性は時間を無駄にせずに効率的に行動するのがうまいと言うイメージがあるようです。
仕事で忙しい中、子育ても両立する男性は、仕事でも時間を有効に使う事が上手なのかもしれません。
男性が子育てと仕事の両立が大変と感じる瞬間とは
子育てと仕事の両立が大変と感じるのは女性のみではなく男性も同じようです。
仕事で急に会議が入ってしまったり、明日までの書類が急遽入ってしまい残業するはめになった時に、家に帰宅するのが遅くなり子どもはもう寝てしまっていたと言う話はよくあるパターンです。子育てを任せてしまった妻に対して申し訳ない気持ちと、子育てと仕事の両立が大変と感じる瞬間でもあるようです。
男性は女性に比べて、仕事でも残業も多く、家庭を養っていかなくてはならないと言うプライドや立場があります。
女性のように子どもの事があるからと仕事を早めに切り上げたり頻繁に休みを取ったりことが難しいのが現実です。男社会の中で、上司との付き合いや接待を毎回断るわけにもいかないでしょうし、その時の流れで当日に飲みに行くことになったりもするでしょう。
女性とは違う観点で男性は子育てと仕事の両立の難しさを感じているようです。
子育てと仕事を両立するイクメンパパの参考例
子育てと仕事を両立する男性が私の働いている職場にも多くいます。
朝、スーツ姿で子どもを園に送ってきてから仕事に行くイクメンパパ。子どもに優しそうにバイバイ!と手を振っている姿は朝から見ていて微笑ましいです。
今回は2人の子どもを持つイクメンパパの参考例を挙げてみたいと思います。
共働きをしていると言う事もあって、子どもたちは朝8時から帰りも7時位までを園で過ごしています。朝や帰りのお迎えは基本ママが多いものの、仕事が早く終わった日にはパパが子どもたちのお迎えに来ることもあります。
やはり、パパがお迎えに来てくれることを嬉しそうにする子どもたち。ママが仕事から帰ってくるまでしっかりと2人の子どもの子育てをしているのでしょうね。
保育園の行事やお手伝いで保護者が参加しなくてはならない時も、ママの仕事が忙しければ、代わりにパパが出席してくれることが多いのです。
ほぼ、お母さん方のお手伝いの参加で男性のお手伝いが一人の時もありますが、ママたちと同じように園のために頑張ってお手伝いをしてくれるイクメンパパ。
子育てと仕事の両立をしている男性であることを感じられるでしょう。仕事をしながらも、夫婦で役割を決めたり、その日の仕事の都合で夫婦協力して子育てをしているのだと思います。
子どもたちへの話し方や対応がとても優しく、子どもたちへたくさんの愛情を注いで子育てをしているのでしょうね。
男性が子育てに参加したことで良かった事
子育てと仕事を両立させている男性は、忙しい事でたくさん苦労もあるけれども、子育てに参加してよかったと感じることも日々の生活の中で感じているようです。
それを一番感じるのは、子どもの成長のようです。子どもが小さければ、歩行ができるようになったり、「ママ、パパ」と言葉が言えるようになった瞬間がとても感動するようです。
夫婦で子どもの事で喜びを共感できる事が、夫婦間がいつまでもうまくいく秘訣にもつながるようです。
子どもが少し大きくなってくると、子育てをしていての悩みや苦労も多くなってきます。
女性のみでなく男性も子育てに参加している事によって、夫婦で子育ての話ができることが嬉しいようです。女性のみが子育ての悩みを抱える事が多くなりですが、男性が子育てに参加することによって、子育ての悩みも一緒に考えたり、解決方法を見つけていけるので夫婦でのコミュニケーションにもつながってきます。
女性のみが子育てをした時に比べ夫婦で子育てをした時の方が、子どもは社交性が身に付き、お約束の守れる子どもになりやすいと言われています。
男性との関わりを多く持って育った子どもは遊びも活発で大胆になってきます。活発で元気な子は社交的な性格で誰とでもすぐに仲良くなってしまいます。
また遊びを通して色々な経験をし、お約束やルールも身につけていきます。いけない事をした時にもママが叱るより、パパが叱った方が子どもにとって効果的と言われています。夫婦で子育てをする時には、男性の役割と女性の役割で分担できる事も負担が片方にいかなくて済むので良い事だと感じます。
まとめ
子育てと仕事を両立する男性はもちろん時間的にも肉体的にも大変な事が多いでしょう。
しかし夫婦で子育てをするにあたって、ママの子育てに対する育児ストレスや悩みは必ず負担が少なくなります。男性が子育てに参加することで、ママも子どもも笑顔が増え、夫婦関係もより良好になっていくと感じます。
可愛い子どもの成長を見られるのはその時、その瞬間しかありません。
まずは少しの時間から子育てをしてみてはいかがでしょう?子どもと一緒にお風呂に入ったり、おむつを交換してあげたり、ママが食器を洗っている間に子どもの面倒を見ていてあげるだけでもいいと思います。
少しずつ子どもとの関わりの時間を増やしてイクメンパパになってみましょう。