2歳の夜泣きはなぜ起きる?保育士おすすめ夜泣き改善方法!

治まった夜泣きが2歳前後に、また始まる事があります。

激しい夜泣きが続き、長い時間泣き止まなかったり、かんしゃくする事も多くみられるのが2歳の夜泣きの特徴です。

2歳で夜泣きをするのはなぜ?

なぜ2歳で夜泣きが復活するの?

原因としては、環境の変化や赤ちゃん返りなどが考えられます。

2歳の夜泣きの原因と、ママができる夜泣きの対策についてまとめていきたいと思います。

2歳の夜泣きの実例

夜泣きが治まってママもぐっすり眠れる時間ができたと思うと、次は2歳の夜泣きが始まります。現役保育士の私も、親から夜泣きの相談を受けることがたくさんあります。

「2歳の子の夜泣きがひどくて毎晩寝不足。」

「激しい夜泣きにどう対応する事も出来ない・・・。」

子どもの夜泣きで悩んでいるママたちはたくさんいます。

夜泣きをするのは赤ちゃんの時だけと思っているママもいるのですが、2歳・3歳になっても夜泣きをする子もいます。

赤ちゃんの時の夜泣きと2歳くらいの夜泣きとでは原因が多少違ってきますが、あまりにも激しい子どもの夜泣きに最初はびっくりしてしまうママもいるのです。2歳くらいの夜泣きはよくあることで、ママが不安になるようなことではないので心配はいりませんよ。

2歳の夜泣きのエピソード

・私の姉の子どもが2歳半の時に夜泣きがひどかったようです。ぐっすり寝ていたと思ったら、急に大声で泣いて夜泣きをする。ママが抱っこで落ち着かせようとしても、抱っこを嫌がり、反り返って手足をバタバタさせ暴れだすばかり。暴れ方がひどく抱っこをする事が出来ず、布団におろしてたが、やは泣きわめくばかり。その後も、1時間くらいは泣きやむことがなく、落ち着いて寝るまでに時間がかかったようです。その夜泣きが頻繁にあった時は、ママもさすがに睡眠不足だったようです。ママが専業主婦だったので、昼間に子供と一緒に昼寝をして、疲れをとっていたようです(^^)

・2歳クラスを担任していた時に、子どものママに相談された夜泣きの話です。保育園に入園してから、しばらく夜泣きが続き、寝たと思ったら1時間後くらいに夜泣きで起きてしまう。それが2~3時間おきくらいで毎日だったようです。トントンしても抱っこしても、すすり泣きのような感じで泣き止まず、眠りについてもまたすぐに起きてしまう感じで、ママも心配していました。子どもも毎日の夜泣きで、寝不足になってしまい、朝起きられず、時々園を休むことがありました。保育園に慣れてきた3か月後くらいからは夜泣きもおさまり、ぐっすり眠れるようになったようです(*^-^*)園でもニコニコで過ごせるようになりました。これは、環境の変化からくる夜泣きです。

・職場の子どものママに「お友達と喧嘩しているのですか?」と聞かれたことがありました。話を聞いたら、夜中夢を見たかのように言葉を言いながら夜泣きをしていたようです。「僕のだから!」「ダメっ」と喋っていたようです。毎日ではなかったようですが、時々夜泣きをして言っていたようです。

・私の妹の子供(次女)はママが大好きで、2歳の頃はママの姿が見えなくなると泣いたり、「ママは?」と探したり泣き出す寂しがりやな性格でした。夜もシクシクと夜泣きすることがあったようです。抱っこをしたり、隣で添い寝をする事で安心するようでしたが、寝たと思い近くから離れると、また急に目が覚めてママがいる事を確認してまた眠りに入る。子どもが完全に寝入るまではそばから離れられず、家事や自分の事は後回しする感じで大変だったようです。今現在は8歳となり、しっかり者のお姉さんになっています(^^)

2歳となると赤ちゃんの時より身体も大きいので、激しく暴れられるとママも抱っこができなかったり、泣き止むのにも時間がかかる事が多く、長時間の夜泣きに向き合うママにとっては大変な事も多くあるでしょう。

中々泣き止まない夜泣きにイライラしてしまうこともあるでしょうが、ママやパパが優しく受け入れてあげる事で、子どもも安心する事ができます。

子供へイライラする事が多いママへ向けての記事も人気です→子どもを嫌いになりそう。イライラする事が多い時どうする?

2歳の子どもの特徴

2歳となると、色々な面で子どもの成長が見られるようになります。言葉の発達やパンツへのトレーニング、運動面の発達など子どもの毎日の成長がママにとって楽しい時期でもあります。

もちろんイヤイヤ期も子どもの成長の一つです。

子どものイヤイヤ期は、何でも自分でやりたがる時期です。

出来ない事でも自分でやろうと感じる事に成長を感じることもあれば、ママはちょっとイライラする事も多いと思います。

「自分でやる~」

「ママは~!」

ママが一瞬でも手を出そうとするものなら、泣いて訴えそれ以後どうにもならなくなってしまうことだってあります。

イヤイヤ期を過ぎた子どもは、ママの手も少しかからなくなり、自分で出来る事が増えてきます。

食事も自分でスプーンやフォークを持って食べることもできます。遊びの面でも慣れている所であれば、少し離れた場所からママが見ていることもできます。靴を履いたり、着替えをしたりも一人でできれば、早い子は日中パンツで過ごせるようになります。

赤ちゃんの時に比べて2歳の子はママの手が離れるようになります。これも2歳の夜泣きと関係があるのです。

2歳で夜泣きが再開するのはなぜ?

なぜ2歳になった途端にまた夜泣きが再開するのでしょう。

2歳の夜泣きの原因は以下のようなことが考えられます。

生活のリズムが乱れた事で夜泣きをした

2歳の子どもはまだ、午睡が必要な時期です。毎日決まった時間に午睡をしている2歳の子が、一日中午睡をしないで過ごした場合、夕方になってからぐずったり眠くなってしまうことがあるでしょう。お友達と遊んでいて午睡の時間がずれてしまったり、午睡のタイミングを逃して寝ずに夜になってしまった時などに、夜泣きをする事があります。

また、夜遅くまで起きている事も夜泣きの原因につながっています。

夜更かしが夜泣きとなぜ関係しているのか?

生活のリズムが不規則な事は子どもにとって良い事ではありませんよね。小さい子どもはまだ生活のサイクルができあがっていないので夜更かしする事によって、日中のバランスが崩れたり、寝不足になってしまいます。2歳の小さな子どもが遅くまで毎日起きている事で、夜泣きの原因につながってくることもあります。

気に入らない事があって夜泣きをする

日中の出来事が原因で夜泣きをする事が子どもには多くあります。

ママに怒られたことを夢で思い出し夜泣きをする。

お友達とおもちゃの取り合いになり、「僕の~!」と泣いて喧嘩になった事が夜泣きの原因にもなります。日中の事を寝ている間に思い出して、夢で夜泣きする事も2歳くらいの小さな子どもには多くみられます。

寂しさを我慢している事で夜泣きをする

2歳くらいの年齢はまだまだママやパパに甘えたい時期です。

身の回りの事など自分で出来るようになった事も増え、ママもどこかで我が子を安心できるようになります。

抱っこしたり、子どもとのスキンシップが減っていませんか?

子どもはいくつになってもママやパパとのスキンシップが大好きです。寂しさをママに表現できる子もいれば、我慢してしまう子もいます。

もちろん2歳でも寂しさを表現できずに心の中でママは忙しいからと我慢してしまう事もあるのです。

妹や弟が下にいる子やママが妊娠中でお腹が大きいと言う時に、子どもの寂しさも大きくなります。ママがいつも以上に子どもを気にしてあげる事が大切になってきます。

また育児や家事・仕事に忙しくしているママの姿を子どもはよくみています。

「今はママ、忙しそうだから・・・」と遠慮して甘えられない事もあるかもしれません。

子どもが夜泣きをした時にママにギュッとくっついてきたり、ママの妊娠中などに夜泣きが増えたと言う時には、たくさん子どもとスキンシップをして、不安や寂しさを解消してあげる事が一番です。

2歳におすすめの夜泣き対策!

日中たくさん外で遊ばせる

部屋の中にばかりいると、行動範囲が限られてしまいます。2歳の子どもは身体を動かすことが大好きで、必要以上に走ったりジャンプしたりと、いつでもどこでも動いています。

ママの都合で家の中に引きこもっていませんか?

公園や児童館で身体を動かすことで、子どもは体力を使い、夜ぐっすりと眠りにつく事ができます。

私の職場でもそうですが、日中外で子どもを遊ばせた時と、雨で外に出れず部屋の中でおもちゃで遊んでいた時とでは、午睡の時の子どもの寝つきにかなり差が出ます。部屋の中で遊んでいるだけでは、子どもの体力がまだ余っているので寝始めは子どもたちみんながザワザワしています。

十分に外で遊ばせて身体を動かすことが、夜ぐっすり寝る事にもつながり、夜泣き対策にもなります。

子どもが甘えられる環境を作る

子どもたちはママやパパの事が大好きです。

子どもがいつでもママやパパに甘えられる環境を作ってあげる事だけでも十分に子どもは満たされます。不安な時や寂しい時に受け入れてくれる場所があると子どもも安心する事ができます。安心できる居場所や甘えられる環境は子どもの夜泣き対策にも効果的です。

もちろん、甘やかしとはまた別なので、しつけなどで厳しくする時と甘えられる時とで分けてくださいね!

一緒の時間に隣で寝る

子どもを寝かした後に家事を行なうママもいますよね。仕事・子育て・家事と追われていると中々子どもと一緒の時間に寝るのは難しいかもしれません。

しかし、急に子どもが目を覚ました時に誰も隣にいないとなると、子どもの夜泣きが長引いてしまいます。子どもが目を覚ました時に隣にいてあげる事で、夜泣きも少しで治まったり、そのまままた寝に入ったりする事があります。

時々は子どもとの時間を優先して、一緒に布団に入って寝る日を作ってあげましょう。

安心して寝かせてあげる事で夜泣きが減る

2歳の子どもの夜泣きは、泣きだしたら長引いてしまうことがよくあります。

安心して寝つく事は、子どもが落ち着いた状態で寝ていると言う事です。夜泣きの回数を減らす為にも、ママやパパのぬくもりを与えながら安心して寝かせていく事が大切です。

2歳くらいの子どもが泣きながら寝入ると、寝ている途中で夜泣きをしたりすすり泣きする事が多々あります。

子どもと一緒に布団で絵本を1冊読んでから寝たり、子守歌を歌いながら子どもが心地よい状態で寝る事で夜泣きが減ってくるでしょう。

まとめ

今回は2歳の子どもの夜泣きがなぜ起きるかと夜泣きの対策についてまとめてみました。

子どもの夜泣きは突然始まる事が多く、可愛い我が子でも寝不足と疲れでピークになってしまいますよね。

なぜ2歳の夜泣きが起きるのか?

  • 生活習慣の乱れ
  • 子どもの夜更かし
  • 子どもが寂しさを我慢していることでの夜泣き
  • 日中、気に入らない事があって夜泣きをした

思い当たる事があれば夜泣きの対策を試して、少しでも夜泣きの改善につながれば嬉しいです。

こちらの記事もご覧ください。⇒2歳の子供のしつけ方!現役保育士が楽しくしつける方法を教えます。