大変な子育ては小学生になっても続く?小学生は幼少期の子育ての大変さとかなり違います。
勉強や友達関係、子どもの反抗期などで子育てが大変な時期です。
子どもが親離れしていくにつれて、関わりも薄れていくものです。親子の関わりは子どもとの信頼関係にもつながってきます。
小学生の子育てが大変な理由と親子での上手な関わり方を伝えていきます。
この記事の内容
小学生の子育ては楽になる!は勘違い?
子育てが一番辛いのは「子どもが小さいうち」と言うように考えているママは多くいるでしょう。
確かにその通りだと思います。
子どもが小さいうちは、ミルクをあげたり、寝かせたり、子どもが泣き止まずにあやして抱っこすることも多ければ、身の回りの事はほとんどがママがやってあげなければなりません。
親の手はいくらあっても足りないくらいに、ママは子育てに夢中になります。
子どもが幼稚園や保育園での集団生活に入り、少しづつ身の回りの事が自分で出来るようになってきてママもホッとしてくる時期でもあります。
子どもが成長するにつれて親の手もかからなくなってくるのも事実です。
だったら、子どもが小学生になったら大変だった子育てもだいぶ楽になるのではないか?と考えますよね。
もちろん小学生となると自分の身の回りの事もほとんどが出来るようになり、親の手を借りずに頑張る事が出来てきます。
親にとっても子どもが身の回りの事を自分でやってくれるので、子育ての大変さが今までより解消されます。
しかし、子どもが小学生になるとまた違った意味で子育ての大変さが出てくるのです。
子どもが大きくなるにつれて、話し方や態度も子どもから大人のように近づいていきます。小学生となると子育てをしていても、ごまかしや嘘が効かなくなるので子育てでの対応が難しいのです。
子どもが小さいうちの子育ては、子どもがぐずって泣いたり、わがままを言ったりと親を困らせても、ごまかしがきいたり、違う事に子どもの興味をひいてしまえばよかったことが、小学生はそれが通じなくなります。
自分の意志や感情がしっかりと芽生え、親の思いを素直に「うん」と聞いて、何でも親の思い通りに動いてくれるわけではありません。
何でも親の思い通りに行動してしまう子どもはそれで心配になりますけどね。
子どもは、小学生6年間のうちにたくさんの成長を遂げるので、子育てをしているママも大変になります。
子どもにとって心身ともに大きな変化のある小学生。
子育てをする上で、手がかからなくなり楽になる事もあるけれど、子どもの成長とともに大変な事も多くなってくるのです。
小学生の子育てをしているママは大変
小学生の子育てをしているママは大変!とお伝えしましたが、子どもの子育て以外でも大変な事が多いのです。
それは小学校の行事や集まりであったり、子どもの習い事の送迎、小学生同士でのトラブルなどがあげられます。
子育てでは小学生の時期の子どもの反抗期で、親が大変な思いをしている話も聞いたことがあるでしょう。
しかしその他にも小学生のママは大変な事が多かったのです。
・小学校の行事や集まり
幼稚園や保育園でもママの集まりは多少あるものの、子どもが小学生になるとそれ以上に親が学校に行く機会が多くなります。
大変と言われるのがPTAや役員の集まりですよね。「役員」と言う言葉を聞くと誰もが一斉に顔を下に向けたくなるくらいに遠慮したい事ですよね。
最近では子どもが小学校1年生から6年生の間に必ず1回は行うと言うルールのある小学校も出てきているようです。
小学校に集まるのは平日の昼間や夕方が多いので、仕事をしている親であれば休んだり早退をして出席しなくてはならず、役員は避けたい人が多いのです。
仕事をしているママにとっては小学校の集まりは大変な事です。
仕事が忙しい中で休むことは、他の人の目も気になりますし、申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいますからね。
しかし、小学生の子育てをしているママにとって集まりや行事への出席は避けられない事なのです。
毎回、集まりに欠席と言うと今度は学校での立場が狭くなってしまいます。
また集まりに顔を出さないとなると、自分の子どものお友達やお友達のママの顔も覚えられないと言う大変な事になってしまいます。
我が子のお友達のママには会っておきたいと言うのがママなら当然のことだと感じます。
忙しいママにとって小学校の集まりは大変ですが、小学生の子育てをしている間はしっかりと学校の行事や集まりにも顔を出しておくことが大切だと思います。
・子どもの習い事の送迎
今では習い事をしているのが当たり前と言う位です。
幼稚園や小学生の小さい頃から習い事に言っていると言う子どもたちが多くいます。
私が小学生の頃は習い事をしていない子どもたちも多くいましたが、最近では習い事をしている子どもの方が多いのです。
ピアノやスイミング、公文、ダンス、習字、バレエ、体操教室など多い子だと小学生でも毎日のように習い事に行っている子もいます。
小学校が終わって、家に帰ってきてから習い事に行くことがほとんどなので、子どもも大変だと感じます。
それが毎日のように習い事をしている小学生であったら、遊ぶ暇などないのかと思ってしまいます。
習い事の送迎をする親も大変になってくるでしょう。
家の近所で習い事をするのであれば親の送迎は必要ありませんが、最近では習い事をさせる場所も良いところを探して、ちょっとくらい遠い場所でも、大変でも親が頑張って送り迎えをする家庭も増えています。
小学生に習い事をさせると言う事は子どもも自由な時間や遊ぶ時間が減り大変だけれど、親にとっても大変なのです。
また金銭面でも親は大変になります。最近の習い事は小学生でも安くありませんからね。
1つの習い事をさせるのにも、金銭的に余裕がないと無理ですが、いくつも習い事をしている家庭は金銭面でも大変になってきます。
親が子どもに習い事をさせる理由としては、「色々な可能性を作ってほしい」「子どもがやりたいと言ったから」「身体を動かすことで健康になってほしい」「将来の役に立つように」などママが子育てをする上で、子どもに色々な思いがあるからです。
スイミング・習字・チアダンスと3つを掛け持ちしています。
やはりママの送迎は付きもので金銭的にも負担が大きく大変のようですが、子どもが好きで習い始めた事なので、やりたいうちは応援してあげたいと言う気持ちの方が大きいようです。
小学生となると自分のやりたい事も見つけ、しっかりと思いを親へ伝えることができるのです。
・小学生同士のトラブル
小学生となると、子ども同士で遊ぶことが多くなってます。
親がいなくても、学校で友達と一緒に遊ぶ約束をしてくることも多くなります。
学校から帰り、お友達の家に遊びに行ったり、公園や小学校で遊んだりと、親のいない場所でも子ども同士での関わりが繰り広げられています。もちろん遊びの中で、お友達とトラブルになることだってあります。
小学生低学年では、まだ自分中心な考えの事も多く、カッとなった時に相手の事を考えられなくなってしまうこともあります。特に男の子だとお友達に対して、手が出てしまったと言う事もよくある話です。
家に帰ってから子どもに話を聞き、慌てて親が子どもと一緒に相手の子どもの家へ謝りに行くと言う事もあるのです。
親としては見ていない場所で起きた子ども同士のトラブルですが、相手に手を出してしまったと言う大変な出来事を親としてほっておけないと言うのが現状です。
小学生の子育ては男女でも違ってくる?
「女の子の子育ての方が楽。男の子の子育ては大変!」この言葉も聞いたことがあるでしょう。
確かに男の子は女の子に比べて活発で行動範囲が広いです。
もちろん、個人差もあり、大人しい小学生の男の子であれば、子育ても大変でないと言う事もあるかもしれませんが、子育てをする上で親が体力を使い大変なのは、男の子だと思います。
親の子育ての仕方などでもちろん違ってくるでしょうが、子育ての仕方は男女でかなり違ってきます。
・体力勝負の男の子
男の子の子育ては体力勝負です。
行動範囲が広く、危険なことに対しても挑戦したくなったり、興味や関心が高い小学生の男の子。小学生の男の子は親より体力があります。
走ったり身体を動かすことが大好きで、いつまでも遊んでいたり、危ないとわかっていても好奇心からやりたくなってしまうのが、親としてもまだまだ目が離せないと感じる小学生の男の子の特徴だと思います。
全てを危ないからと言って止めてしまうのではなく、時には親として見守る事も必要になってきます。
危ないこと、危なくない事の判断や区別を小学生なりにできるように、大変でも親はあまり口を出しすぎないようにしましょう。
・何でも真似する女の子
男の子に比べ、落ち着きがある女の子。小学生でも大人っぽい事をしてみたり、お洒落にも気を遣い始めファッションにも興味を示します。
お友達の真似をしたり、特定の仲良しのお友達と一緒にいることが多くなります。仲良しのお友達とずっと一緒にいることが多くなる分、仲間外れや内緒話といった女の子ならではの意地悪も小学生から目立ってきます。
親として、日頃の子どもの変化に気づけるように、お友達やファッションの話をしながら、関わっていくとよいでしょう。
小学生との上手な関わり方とは
子どもが成長するにつれて子育ては難しく大変になるのかもしれません。
もちろん幼少期の頃のような何でもやってあげると言う手のかかる感じではなく、小学生との関わり方や接し方に悩むことが多くなるのです。
小学生って口は達者になり、大人の真似をしたり大人ぶることはあるけれど、心はまだまだ子ども。しかし小学生の中学年高学年頃になると身体は少しづつ大人へと変化していきます。
今まで恥ずかしさとは無縁だった小学生の子どもであっても、いきなり周囲の人や親であっても人前に出る時に恥ずかしい気持ちが出てきたり、口数が少なくなったりとするものです。
親としては子どもの成長が嬉しい反面、その子どもの態度の変化に大変戸惑いもあるでしょう。
小学生低学年までは子育てをしていても幼稚園や保育園の頃とあまり変化なく親子で関わっていた事も、小学生の中学年くらいから子どもも周囲の目を気にするようになります。
子育てをしていて、子どもに抱っこをしたり、ギュッとハグするのは自然な事です。
親であれば子どもが小学生であろうと、可愛い時には抱きしめてあげたいですよね。
しかし、小学生の中学年あたりでは、人前でハグされることに子どもは抵抗を感じるようになるのです。
それは恥ずかしさや周囲の目を気にするがために嫌がるようになります。特に男の子は、ママからのハグに抵抗をし始める時期です。
親としては大変寂しい気持ちでいっぱいですが、子どもの気持ちも受け止めてあげましょう。
子育てをする上で子どもの気持ちを出来る限り尊重していく事はとても大切です。
小学生の中学年や高学年になると、口数が減ってくると言うお話をしました。
子育てをする上でコミュニケーションは大切な事です。コミュニケーションが減ると、人は関わりが減ってしまうものだと思います。会話がないと自分の部屋へ閉じこもったり、テレビやゲームばっかりに夢中になって大変な事になってしまいます。
子どもの口数が減ってきたら、親が自分から子どもに対して問いかけをしてあげましょう!
親が問いかけることによって、子どもは何かしらの返事を返してくれるはずです。
そこから親子での会話が弾むことだってあるので、日頃から親子でのコミュニケーションを心がけていきましょう。
コミュニケーションも子どもとの関わりでとても大切な事だと感じています。
また食事を家族全員でとる事も大切な事です。
最近は家族全員で食事をする家庭が少なくなってきています。
「習い事があるから子どもに先にご飯を食べさせてしまう」「パパの帰りが遅いから全員で食事をするのが大変」「夫婦共働きで仕事が遅く、おばあちゃんと先に食べていてもらう」など家庭の都合により様々ですが、親子で食事をする機会が減っているのが事実です。
1日3食家族で食べるのが当たり前の家庭ももちろんいます。
色々と都合があったしょうりすると、家族の全員が揃っての食事は大変な事かもしれません。
しかし家族が集まる団らんの時間はまだ小学生である子どもにとって大切な場所でもあるのです。それが、ママが作った美味しい食事の時間となると、親子が笑顔になる時間であることに間違いないでしょう。
食事の時に子どもは何かしら口にします。
小学生の子どもが黙って黙々と食事をすることなどあまりありませんよね?「美味しい」「この野菜が苦手」「カレーが好き」など食卓の好き嫌いを話したり、その日の出来事を子どもに聞いて家族での団らんの時間を上手に作っていく事が大切です。
まとめ
小学生の子育てが大変な理由としては、育児とは違ったうえで親の負担も増えていく事にありました。
子どもの習い事の送り迎えや小学校の集まり、子ども同士のトラブルなど子どもの成長と共に、新たに違う方向で子育ての大変さが出てきていました。
小学生の子どもとの関わりはスキンシップも大切ですが、コュニケーションや家族の団らんを通して関わっていく事も一つの方法であげられます。
子育てをする上で、子どもと向き合う気持ちを大切に、幸せな家庭を作っていってほしいと思います。