「子供のしつけはいつから始める?」「何歳からしつけをしたら子供は分かってくれるの?」と疑問に思っているママたちが多くいます。
子供が大きくなるにあたり、ある程度の常識や知識を子供に教えていく事は大切な事。
親が子供にしつけをする事は必要な事だと思います。
今回は、子供のしつけを始めるベストなタイミングについてお伝えしたいと思います。
この記事の内容
1.子供にしつけをする理由?
みなさんは「子供にしつけをする理由」を考えた事がありますか?
なぜ、子供にしつけをするのか?・・・記事を書きながら、ふと疑問に思ってしまいました(*’ω’*)
もちろん「社会に出た時に子供が困らないようにしつけをする」「しつけをする事である程度のマナーや常識を身につけてほしい」と言う事はもちろん前提としてあるのですが、子供にしつけをする理由が他にどのような事があるのかと考えてしまいました!
¨子供にしつけをするのは親として当然¨と思うママもいれば、反対に¨子供にしつけなど必要ない¨と考える親もいますよね?
「なぜ子供にしつけをするの?」「しつけをしなくても子供は大きくなる!」「子供はしつけをしないで自由にしたほうがのびのび育つ。」と考えるママもいます。
私は、子供のしつけは必要と感じている派ですが、家庭によって子育ての仕方や教育方針は違うので、子供のしつけも様々だと思います。
「十人十色」と言う言葉があるように、考え方や価値観は人それぞれで、同じ人はいない。
一人ひとりが、それぞれの自分の価値観を持っていて、自分の中に善悪があり行動している。自分にとって正解でも、相手にとっては不正解かもしれない。考え方、価値観もひとそれぞれで、同じ人など全くいない。
子供のしつけにしても、十人十色!
すべて同じやり方で子供のしつけをしている人はだれもいません。きっとみんな、自分の思うやり方や考え方、自分の中にある知識で子供へのしつけをしているはずです。
ママたちの中には、子供へのしつけの仕方に不安を感じていたり、いつからしつけを始めてよいか分からず焦ったり戸惑っているママもいるでしょう。
しかし子供のしつけの仕方にしても、正解もなければ間違いもないのです。
自分のやり方を信じて子供へのしつけをしていってほしいと思います。
私は十人十色と言う言葉が大好きです。
この言葉を聞くと、日々の自分の言葉や行動で迷ったり落ち込んでいるときに、自分を信じることできるからです(^^)
間違えを恐れて何も行動できずにいると、後悔だけが後から残ってしまいます。もちろん、人の意見や考え方も聞くことも大切にしますが、自分の考えや行動も大切にしていきたいと思っているからです。
子供へのしつけの理由も色々ですが、私の妹の子供へのしつけの理由を参考にあげてみたいと思います。
妹の子供は、小学校2年生。2歳~4歳くらいの時は消極的で困った事があると口に出して言えず、すぐにママのところへ行き泣いて訴えたり、ママが近くにいないと不安になってしまう子供でした。
知らない人が来るとママの後ろに隠れてしまい、挨拶を恥ずかしがってしまったり、大したことでなくてもすぐに不安になってしまったり、毎日何回も泣くことが多く、ママも困っていました。
¨子供にはたくましく育ってほしい¨
挨拶を大きな声で出来るようになってほしい¨
と言うママの思いもあり、お姉ちゃんがスイミングに通っていることから、同じ施設にあるチアリーディングを始めたのです。
チアは挨拶や礼儀などもしっかりと行う事を基本としているので、子供へのしつけの一つとしても良いとされています。
もともと身体を動かすことが大好きな子供だったので楽しくチアを習い現在でも続けています。チアを始めてから、積極的にお友達と関わって遊ぶようになったり、メソメソとすぐに泣くことがなくなり頼もしくなりました。
知らない人が来ても挨拶を笑顔で大きな声で言えるようになった事は、チアを始めて身に付いた事だと感じています。
できない事にも挑戦したり、自分がやりたい事や思っている事を自ら口に出して言えるようになった事で、自分自身にも自信がついてきたように思います。
ママから見ても子供の成長はすごく感じるようです(^^)
妹の場合は子供へのしつけとして、チアを習わせることでたくましく活発に過ごしてほしいという思いがあったようです。
2.子供のしつけに大切な事とは?
子供へのしつけをするのに大切な事は、親や子供の周りにいる人との信頼関係です。
信頼関係がうまく言っていないと、子供にしつけをしても上手くいくはずがありません。
会社でも信頼関係は大切になってきますよね?
上司や後輩と一緒に仕事をするのに、何も喋らなかったり関わりがないと仕事も上手く進むことはできませんよね。一緒に時間を共有してコミュニケーションをとったり、お互いのことを知っていくうちに、信頼関係ができて少しずつ仲良くなっていくものです。
子供と親も同じです!
子供に話しかけたり、抱っこしたりと愛情いっぱいに関わる事で親子の信頼関係ができてきます。
子供との信頼関係はいつから始まるの?
ママのお腹にいる赤ちゃんの時期から、子供との信頼関係は築かれているのです。
妊婦さんはよくお腹に向かって
「いい子だね~(^^)」
「早く会いたいね♪大きくなってね。」
「今蹴った。元気だね~!」
とお腹をさすりながら、話しかけているのを見た事もあるでしょう。
この行動も、赤ちゃんとの信頼関係を深める一つの行動とされています。
子供は、まずは親や周りの人とのスキンシップやコミュニケーションで信頼関係を築いていきます。その後、大きな社会に出た時に安心して周囲の人と関わる事ができたり、信頼関係を作る事ができるようになってくるのです。
まずは家族と言う小さな社会でたくさんの愛情をもらい、親子の信頼関係を作っていく事が子供のしつけをする上で大切な事と言えるでしょう。
3.子供のしつけはいつから始める?
子供へのしつけを始める時期について考えているママもたくさんいます。
「いつからしつけをしたらよいのか?」
「しつけをするのに適しているのは何歳からなのか?」
「子供のしつけをするのにはある程度、大きくなってからの方がよいのか?」
多くのママ友に聞いても、子供にしつけをするタイミングは人それぞれ違います。
子供にしつけをするのに、「いつから」「何歳から」と言う決まりはないのですが、私自身は生まれたときから子供へのしつけは行っていくべきだと思います。
「赤ちゃんにしつけても分かるはずがないじゃん(-“-)」
「生まれたばかりの子供に何のしつけをするの?」
と思う方もいますよね?
私自身も保育士として働いたばかりの頃は同じような考えでした。
子供のしつけは自我が芽生え、言葉が喋れるようになったり、親子でコミュニケーションがとれるようになった2・3歳からでいいのではないかと言う思いがありました。
イヤイヤ期で大変な2歳の子供のしつけについて詳しい記事があるので参考にしてください。→2歳の子供のしつけ方。現役保育士が楽しくしつける方法を教えます。
しかし、0歳や1歳児のクラスの担任をするようになってから、小さい子供のしつけに対しての考え方がかわってきました。
例えば1歳すぎくらいの子供になると、大人と同じような食事を食べられるようになります。ご飯や魚・お肉に野菜・・・色々なものを食べます。しかし食べなれていないものや、口に入れて好みでないものなどは口から出そうとしたり、食べる前に首を横に振ってイヤイヤと意思表示します。
この時、子供に対してどのような行動をしますか?
子供が口からご飯を出して、無言でそのまま子供にご飯を食べさせる人はいないと思います。
ご飯を食べさせているママは、きっと何かしら子供に話しかけたりしますよね?
「野菜も食べようね」
「美味しいからモグモグしてね」
このママの言葉かけも小さい子供へのしつけの一つだと感じます。
¨色々なものを食べて健康になってほしい¨と言う思いと¨好き嫌いをしないで食べることが大切¨と言う意味も込められているのではないでしょうか(*^-^*)
赤ちゃんにしても、危ない事ややってはいけない事はしつけとして、しっかりと注意していく事が必要になってきます。
何でも口に入れてしまう時期には、特に注意していかなくてはなりませんね。家の中に落ちているものなど興味本位ですぐに口に運んでしまうのです。0歳の赤ちゃんはまだ良い事と悪い事の区別がつきません。
ダメな事をそのままにしておくと、子供は良い事だと勘違いしてしまいます。
しつけとして、やってはいけない事は小さな子供でも、優しく教えてあげることが大切です。
子供へのしつけは、いつから始めると言うよりはやってはいけない事や危ない事は小さな子供でもその場でしっかりと伝えてあげる事が親として子供へのしつけだと思います。
4.子供のしつけを上手に行うコツとは?
①できなくても子供に怒らない。
子供のしつけをするのにママが気を付けたい事、¨できない事を怒らない¨ようにしましょう。しつけに一生懸命になってしまうママの気持ちも分かりますが、子供もママの気持ちに答えようと頑張っている事を認めてあげるようにしましょう。
「こぼさないように食事をする」「使った物は片付ける」など、ママが子供に毎回しつけとして言ってきてもそれがうまくできなかったりすることだってあります。
「何でできないの( `ー´)」と怒るのはやめましょう。
子供の行動を否定的に見てしまうと、子供へのしつけをしていてもママが大変になってしまうだけです。
「もっとこうしたらできるようになるよ」「ここまではできたね」と伝えてあげる事で、子供の頑張っている行動をママはいつも見ているよ!と感じさせていく事が大切です。
②子供のタイミングを見てしつけを行う。
子供が機嫌の悪い時ややる気がない時には無理して、しつけをするのはやめましょう。かえってママがイライラしてしまう原因にもなってしまいます。
「やだ(´・д・`)」
「やりたくない」
「疲れた~」
と言って親を困らせるのは分かっている事だと思います。
しつけをするのには子供の機嫌を見計らって行う事も大切になります。機嫌がよく子供の笑顔の多い時にしつけをすれば、ママの話をきちんと聞くこともできるし、集中力もある程度は続くことでしょう。
子供のしつけは、機嫌のよい時に行うのがベストだと言えます。
③子供のしつけだけに一生懸命になりすぎない。
しつけをする事は大切ですが、子供のしつけだけに一生懸命になりすぎてしまうのはよくありません。しつけ以外でもしっかりと子供と関わってあげる事が大切です。
しつけには目を光らせて子供に色々な事を言うのに、後は放置。自由にさせる事は良い事ですが、子供はママとのスキンシップが大好きです。
子供と関わる時間がしつけ中心とならないようにしましょう。
子供とのスキンシップの時間を大切にした後にしつけもしていく。親子の触れ合いの時間は、子供にとってかけがえのないものです(^^)
親からたくさんの愛情をもらうと子供は自然と笑顔になったり、機嫌がよくなるのです。
子供とのスキンシップが多いほど、親子の信頼関係も深まります。
親子の信頼関係は、子供のしつけをする事にも影響が出てくるので、しっかりと愛情を注いであげてくださいね。
④しつけは親がお手本となり子供に見せる。
しつけをしている親は子供のお手本となっている事を忘れてはいけません。
「お箸の持ち方が違う」
「苦手なものも食べなくちゃ大きくならないでしょ!」
子供にはしつけとして口うるさく注意をしていても、ママはできていない・・・( ;∀;)
子供は親の言葉や行動をしっかりと見ています。
苦手な食べ物はコッソリよせているから子供は分かっていない、見ていない!なんて思っているママは大間違い。
5歳くらいになると子供の勘は鋭くなりますから注意です。
子供がただ言わないだけか、わざと見ないふりをしていてくれているのかどちらかです(笑)
しつけをしている親は常に子供に見られているという意識を持ちましょう。子供にしつけをしていても、お手本となる親がいけない事をしていては子供にしつけをしている意味がありません。
親が子供のしつけに対して自覚を持っていく事が大切になります。
5.まとめ
いかがでしたか?
今回は「子供のしつけはいつから?何歳から始めたら効果的か?」について書いていきました。
子供のしつけをするのにいつから始めると言う決まりはないですが、子供がやって危ない事やいけない事は、小さいころから子供にしつけとして言っていく事が大切なのです。
子供へのしつけをするのには、親子の信頼関係が必要になってきます。日頃から、子供とのコミュニケーションやスキンシップを大切にして、親子の関わりをしていく事で、しつけをしていても信頼関係の下で行う事ができるでしょう。