子どもが1歳になると早めにトイトレを考え始めるママもいます。
3歳までにおむつを取りたい場合、1歳の春から夏の暖かくなってきた時期に子どものトイトレを始めれば、その後スムーズにトイトレが進めまなくても余裕があります。
子どものトイトレに余裕を持って関わっていきたい、1歳の頃からトイレに座る習慣を身につけたいと考えるママにとっては1歳から子どものトイトレを習慣にしていく事が大切です。
今回は、「1歳でもできるトイトレのやり方、トイトレを嫌がらない方法」についてお伝えしていきます。
1.真似をするのが大好きな1歳
1歳の子どもの成長は著しく、歩く走るができるようになったり、言葉がちょっとずつ増え喜怒哀楽で自分の感情を表現するようになります。自分でやりたいと言う感情が出始めるのも1歳の頃で、できないけれどやる!と言う行動をとったりします。
しかし、うまくいかずに泣いてぐずったり、イライラした感情を言葉にできない分、かんしゃくをおこしやすいのも1歳の特徴です。
もちろん色々な事に興味を示す時期でもあるので、トイトレにも興味を示しやすい年齢です。
トイトレもママのやり方次第でスムーズに進むこともあります。
何でも真似をしたがる1歳。
ママやパパ、お兄ちゃん、お姉ちゃんの影響を受けて同じようにやってみようと真似をして行動することが多くあります。
自分で出来る、出来ない、やり方など考えずに見たものをそのままストレートに真似をするのが1歳の子どもです。
危険な事でも見たまま真似をするので、注意が必要で危なっかしい一面もあります。
真似をするのが大好きなので、1歳の時からトイトレに興味を示せるようにしていく事も大切です。
1歳の子どもがトイレの真似ができるような環境をママが用意してあげる事で、子どもも少しずつトイトレのやり方を見て真似ていきます。
1歳の子どもは、会話はできなくてもママやパパの言っている事はだいたい分かるようになってきます。
しかし、「ダメ」「危ないよ」とやってはいけない事をママが注意をしてもやってしまう。言っている事は分かっても、理解するのがまだ難しい。これが1歳です。
悪い事をした時などは繰り返し教えていく事が1歳の子どもには必要で、ママの手がかかる時期もあります。
真似をして欲しくない事は子どもの前ではやらない!
ママやパパのちょっとした行動を子どもは見ているので、気をつけていきたいですね。
2.1歳のトイトレやり方☆
1歳でトイトレを始める場合、一人で歩けるようになった1歳1か月〜1歳半くらいから少しずつ進めていくとよいでしょう。
歩行が安定してくると、おまるに座ることも一人でも出来るようになりますが、歩行が不安定な時期はママの手助けが必要だったり注意してみていかなければならないので、気をつけていきましょう。
もちろん歩けるようになるのにも個人差があるので、歩行の時期が他の子より遅い場合もあります。子どもの様子を見ながら、その子に合った時期に進めることです。1歳のトイトレに急ぎは禁物なので焦らないで進めることが何よりも大切な事です。
ベネッセ教育情報サイトより引用
・ママのやり方を見て覚える
真似したがりな1歳は、ママのやる事に興味津々です。
もちろんトイレにしても好奇心を持っている小さな子どもにしたらワクワクする楽しい場所!
「ここはどんな場所だろう。」
「何があるのかな」
ママに付き添ってトイレにいった子どもは周りの色々なものに目がいきます。トイレトペーパーや便座、水を流すところ・・・もちろんトイレで用をたしているママの姿だって1歳の子どもは見ています。
トイレのやり方だってすぐに真似しようとします。
便座の座り方や水を流すやり方など分からなくても2・3回見たらすぐに覚えてしまいます。
子どもの記憶力って半端ないですからね。
1歳のトイトレは、大人から促していくのではなく、子どもが自然とトイトレに興味が持てるように誘導していくのも一つのやり方です。
無理にトイトレを始めようと1歳の子どもを誘っても、気分によっては嫌がったりぐずってしまう事もあります。ご機嫌をそこねるとその日は1日中ぐずったり泣いたりでママが大変な思いをするはめになってしまう事も・・・。
トイトレに誘うのではなく、ママのトイレに一緒についていく。このやり方だけでも1歳の子どものトイトレには十分効果があります。
子どもがトイレに行くと次第に座る事に興味を持ったり、水を流すことが楽しいと感じる。
ママと同じ事を1歳の子どもが真似したくなる!
子どもはママがやっている事を真似して覚えていく事もたくさんあります。トイトレのやり方にも色々な方法があるので、子どもに合ったやり方を見つけていく事が大切です。
特に女の子はママや年上のお姉さん・お兄ちゃんの真似をしたがる子が多くいます。
トイトレの時期にトイレに不安を持ったり怖いと感じる女の子が多いのも事実です。
1歳の時期からママのトイレについていく事で、トイレへの不安がちょっと解消されることもあります。また、見ていた事をしばらくしてから真似したりと言う事もあります。
真似をすると言う事は子どもにとって興味を示している証拠です♡
・トイトレの絵本を見せる
絵本を見ることが好きな子どもには、トイトレの絵本をママやパパが読んであげる事もトイトレに興味を示す一つです。
1歳の子どもは絵本の絵を見ることに興味を示したりします。
ママやパパが絵本を読んでいてもすぐに次のページへと回してしまうから興味がないのかも!と感じる事もあるかもしれません。しかし、1歳2歳の子どもは読んでいる内容よりも、絵本の絵にすごく興味を示します。
言葉がまだうまく理解できない1歳・2歳の子どもは親が読む絵本の言葉よりも、絵本の絵にまずは興味がいきます。
「次は何だろう」
絵本の絵に子どもはドキドキワクワクしています。
トイトレの絵本は意外と多くあります。
本屋さんで、子どもが好きそうな絵のトイトレの絵本を子どもに読んであげる。
1歳の子どもがトイトレに興味を示し、トイレと言う存在を覚えていくやり方です。
絵本のキャラクターが、トイレに行ったり、おしっこをしている絵を1歳の子どもが見ることで、トイレに興味を持つことができます。
子どもがまだ読み終わっていないページをすぐにめくりたがるのは、次のページの絵が気になって早く見たいと思っているからだと感じます。
実際に私も経験があります。
子どもが「絵本読んで〜!」と来たのに、読んでいる最中に次のページへとめくってしまう子がいました。でも、最後まで絵本をめくり終わると「面白かったね」と言うのです。
大人には、理解しがたい1歳・2歳の行動ですが、子どもにしたら満足しているのです。絵を見て、自分の想像でイメージを作っているのかもしれませんね。
1歳の子どもがトイトレに興味を示す為には、分かりやすく伝える事が大切になってきます。
絵本を使って子どもに「トイレっておしっこやうんちをするところだよ」って言うのを、絵本を読んで、絵を見て教えていくやり方も子どもには簡単に自然と伝わっていくのではないかなと思います。
3.無理をしないトイトレが1歳のやり方☆
子どものトイトレを始めると、ママが夢中になりすぎてしまう事が多くあります。しかし、1歳の子どもは無理にトイトレをしようとしても嫌がってついてきません。
子どもは、子どもなりのペースがあるものです!
1歳の小さな子どもは、自分のペースを乱される事で、すぐイライラしたり、かんしゃくを起こし泣きわめいたりします。
遊んでいたものを中断してトイレに行く事や物事に集中している時にトイトレの時間だからとトイレに誘っても嫌がるだけで意味がありません。
子どもが自分から「トイレに行きたい」と言う感情があるときや、ママやパパがトイレに誘った時にすんなりトイレに行こうとするときにトイトレをするのが1歳の子どもには大切な事です。
「おしっこが出そう」と分からなくても、子どもがトイレに行きたいと言うタイミングでトイレに誘うやり方の方が、1歳の小さな子どもにはよいでしょう。
嫌がっている1歳の子どもを、無理にトイレに連れて行ってもトイトレを嫌がってしまい、泣きわめいたり暴れて終わるだけです。
子どもの様子を見ながら機嫌のよい時や気分ののっている時に「ママと一緒にトイレに行ってみようか。」と優しい口調でトイトレに誘うやり方を心がけていきましょう。
嫌がらないでトイトレをする事が1歳でできていれば、ママもその後が楽になります。
嫌がっているのにトイトレを進めても、子どもの頭の中で「トイレは嫌な場所」となってしまい2・3歳になってもトイトレを嫌がってしまう事もあります。
トイトレのやり方は、最初が肝心です。
最初で子どもへの声掛けや対応の仕方を間違えてしまうと、子どものトイトレへのやる気が一気になくなってしまいます。
いかに子どもを安心させながら楽しくトイレに誘うかがポイントです。
また、おしっこが成功しなくても仕方がない事です。
おしっこは自然に排泄するもの。
大人でもそうですが、おしっこは「したい」「出そう」となってトイレに行くものですよね。
子どもも同じでおしっこは頑張って出すのではなく自然に出るもの。
誘われてトイトレをしているので、成功しなくても仕方がない事と考えていきましょう。
出なかったときは「また頑張ろうね」と声をかけてあげたり、おむつに出てしまっていても「失敗しても大丈夫」と安心させてあげる事が次のトイトレにつながっていきます。
ママは心に余裕を持ちながら、子どものトイトレに向き合っていく事が大切になります。
大人はどうしても漏らされるのが嫌で、過剰にトイレに誘ってしまう傾向があります。
もちろん最初は声かけして連れて行きますが、いつも声かけしていると、子どもは不安になってしまいます。また、漏らした時にも「してない」と言い張るようになりますから、子どもが自分で感覚を学ぶ余裕を与えてあげて下さい。
誘っても「いかない」「ない」という子どもは無理強いしないでください。
「今度行きたくなったら教えてね。」と言っておきましょう。その結果、間に合わなくなって漏らしたときも、大人は往々にして「ほら、だから言ったでしょう」とか「今度は早めにいくのよ」などと言ってしまいがちです。でも、それを本人が自覚することが学びですので、余計なことは言わずに「出たね」「替えようね」と淡々と対応することが重要です。
講談社 絵本通信 モンテッソーリで考えようより引用
4.まとめ
いかがでしたか?
今回は「1歳でもできるトイトレのやり方、トイトレを嫌がらない方法」についてお伝えしました。
1歳は色々な意味で親の手がかかる時期です。
ママやパパの見よう見まねで自分でやろうとする仕草を見せたり、出来ない事に大泣きしたりして自分の感情を表現するようにもなります。
色々な事に興味を示す1歳。
真似をする事が好きなこの時期は、親が子どもに見せる事・絵本に興味を示して多くの事を覚えていきます。
トイトレにしても、親が教えるのではなく子どもが見て興味を示し真似をして覚えていく。
ママと一緒にトイレに入る事で1歳の子どもは便座・トイレトペーパーなど興味を示していきます。また、トイトレに関する絵本を見て「トイレってどんなところだろう」と興味を示したりします。
言葉がまだ上手に理解できない1歳の子どもにトイトレのやり方を教えようとしても難しいのが現実。
しかし、子どもは真似をするのが得意です。
何でも真似をしたがる1歳の子どもにとって、ママやパパはお手本なのです。
1歳の子どもは基本自分の思うように行動しています。
遊びたいときに遊び、泣きたいときに泣く、寝たいときに寝る。
幼い子どもは集中力もないため、気分ののらない時に何かをさせようとしても嫌がってぐずるだけです。
一度ぐずってしまうと立ち直るまでに時間のかかる子もいますよね。
トイトレへ誘う時には、子どもの機嫌がよい時、ママがトイレへ声をかけた時などに興味を示し一緒に行くなど子どものペースで進めていくやり方が良いと感じます。
トイトレに何度も無理やり誘う事で、トイレが嫌いになってしまう子もいます。
ママの誘い方や口調が荒いと、初めてトイトレをする子どもも不安になってしまいます。
やり方次第で、子どもも積極的にトイトレをするようになり1歳でおむつからパンツになる子もいます。
まずは子どもにトイレに興味を持ってもらえるように頑張ってくださいね。
トイトレが成功するよう応援しています。