育児の悩みを相談できず、一人で抱え込んでしまうママが多くなっています。
電話での子育て相談窓口は本当に無料で相談できるの?どんな人が答えてくれるの?と不安なママたちも多い事でしょう。
子育ては辛いが気軽に相談してよいものなのか、戸惑って一人で抱え込んでしまう事もあります。
育児をするママたちにとって強い味方でもある子育て相談窓口について話していきたいと思います。
この記事の内容
1.育児が辛いと感じるときとは?
核家族が進み、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒の家に住む人が少なくなり、マンションやアパート暮らしが多くなった現代、ご近所さんと交流の機会があまりなく顔を合わせる事さえ少なくなっています。
昔はおじいちゃんやおばあちゃんにも育児を手伝ってもらったり、子育ての相談にのってもらう事が多くありました。
ご近所さんとも外に出ると、毎日顔を合わせ、子どもを抱っこしてもらったり、お喋りをしたり当たり前に交流の場が多くありました。
毎日、子どもと一緒にいる時間が苦痛。
子どもと遊んでいても全く面白くない。
育児が辛いと感じてもママ友もいないし、頼れる人が身近にいない。
辛い育児を誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまいストレスになってしまう事が、子育てをしているママにとって一番辛い事だと感じます。
ストレスがたまってしまうと子どもにも優しく接することができなくなってしまいます。
怒ってばっかりのママに子どももストレスがたまり、泣いたり暴れたりでお互いが悪循環。
育児が辛い時の子どもの泣き声は余計にイライラしてします。言う事を聞かない子どもについ手が出そうになってしまったり、この場から離れたいと思ってしまう事も時にはあるでしょう。
育児が辛い原因は子どもの年齢や発達過程によっても様々です。
夜泣きがひどい、子どもが言う事を聞いてくれない、思い通りにならないと泣いて暴れて手が付けられない、イヤイヤ期が大変など子育てをしているとたくさんの壁があります。
大変な育児をママたちはどうにか乗り越えて、子どもたちも大きく成長していきます。
育児をしているママにとって話し相手が近くにいる事はとっても心強い味方です。
一番身近にいるパパはもちろんです。育児が苦手で、おむつ交換や泣いている赤ちゃんをあやすことに戸惑っているパパでも、ママが辛いときにそっとそばで育児の話を聞いてあげるだけでもママにとっては気持ちが落ち着きます。
同年代のママ友は子どもにとっても親にとっても大きな存在です。
公園が一緒のご近所さんであったり、保育園や幼稚園で知り合ったり、子育て支援サークルなどで知り合うママ友もいて、出会いの場は様々です。
子ども同士が一緒に遊ぶことはもちろん、辛い育児の悩みを相談できる相手であったり、お互いの子どもの成長を喜び合える仲間でもあります。
育児が辛い時に話を聞いてくれたり、相談に乗ってくれる人が身近にいる事がママにとって心の支えとなり安心できる一つとなっている事でしょう。
2.子育て相談窓口とは?
育児をしているママなら一度は聞いたことのある子育て相談窓口。
「子育て相談窓口って何をしてくれるの?」と思っているママも意外と多いのです。
子育て相談窓口はどのような場所なのか、相談に乗ってくれる人は誰なのか?と言う点についても話していきたいと思います。
子育て相談窓口とは育児をしているママが、子どもの事について不安な時や悩んだ事に相談に乗ってくれる場所です。
最近では子育て相談にのってくれる機関が少しずつ増えてきました。
育児をしているママにとって安心できる場所であり、嬉しい事ではないでしょうか。辛い育児の悩みを相談できる場所が少しでも身近にあることで、「安心して育児ができる」と言う考えにもつながってくると思います。
ママにとって身近な子育て相談窓口の機関は意外と色々あります。
- 保育園や幼稚園の子育て支援
- 各市町村の保健センター
- 市町村の子育て支援センター
- 電話での無料子育て相談
- インターネットでの子育て相談窓口
- 児童相談所
- 教育支援センター
- 男女共同参画
多くの機関で育児の悩みを相談に乗ってくれるようになりました。
悩みや不安を聞いてもらうのにはお金がとられるのではないかと思うママも多いと感じます。
もちろん有料の場所もありますが、無料で悩みを聞いてくれる場所もたくさんあります。
最近では、電話での子育て相談窓口もあるのです。電話の場合も同じで無料で子育て相談にのってくれる機関があります。
小さい子がいるとどうしても中々思うように外出ができないものです。
子育て相談に行きたくても、子どもの支度をして、重い荷物を持って、ママの身支度を整えて・・・と育児が忙しいママにとったら出かけることが大変な事。
とっさに思い付きで出かけようとはなかなかなりません。
無料電話での子育て相談だったら、子どもがお昼寝している間に、悩んでいる事を相談にのってもらう事も気軽にできます。
- 移動に時間がとられない
- 相手に顔を見られずに悩みを相談できる
- 悩んだら気軽に電話をかけられる
- 電話でも無料で相談にのってくれる
- 交通費がかからない
などがあげられます。
相談に乗ってくれる人は専門的な相談員なのでママにとっても安心できます。
保育士、児童相談員、保健師、看護師、カウンセラーなど専門家が常駐しているので電話での育児相談もママの強い味方です。もちろん、相談の悩みや相談者のプライバシーは厳守しているので安心して相談できます。
3.どんなことを質問しているの?
育児をしていて楽しい事はもちろん、辛い事も数えきれないくらいあると思います。
正直、育児は辛いけれど、どの程度の質問なら電話で相談してよいのか分からず、聞けずじまいと言う事も多いと思います。
人によって育児が辛いと感じる程度も様々です。悩んで慎重になって相談の電話をする人もいれば、ちょっとでも育児に困った事があったら電話で相談にのってもらう方もいると思います。
実際に無料電話で育児相談する方たちがどのような質問をしているのかをいくつか紹介したいと思います。
育児に悩みは付きものです。
一つの悩みが解決したかと思うと、また次の悩みが出てくる。
・乳児期の相談内容
母乳やミルクの事、離乳食のあげる時期、食のアレルギー、子どもの夜泣きがひどく辛い、抱っこしても泣き止まないなどと言った相談が多くなります。
初めての子どもを持ったママはもちろん慣れない育児に慎重になり、子どものちょっとした変化に敏感になります。
毎日の育児に追われストレスがたまり、辛い育児にどうしたらよいのか?と電話で相談をするママたちもいます。
・幼児期の相談内容
2歳~3歳になると成長過程での悩みを相談するママが多くなってきます。
お友達と比べて言葉が遅かったり、おむつがなかなかとれない、子どものイヤイヤ期がひどく育児が辛い、子どもが反抗期でどうしたらよいか分からず育児に疲れたと言った悩みでの電話相談も増えてきます。
子どもの自己主張が強くなり、ママに対して反抗したりするこの時期はママも育児に疲れ、辛いと感じたり育児ストレスから子どもに強くあたってしまう人もいます。
ママの育児に対するストレスなどを電話相談してアドバイスをもらう事も、辛い育児が少しでも楽になる一つの手段だと思います。
育児に困ったり、しんどいと感じたときには一人で悩まず誰かに相談することを考えましょう。
自分だけが悩んでいるのではないと思って、辛い事は周囲の人や子育て相談窓口に打ち明けてみましょう。
4.子育て相談窓口の紹介(無料)
・子育て支援センター
一番身近な場所として家の近くにある子育て支援センターがあげられます。
0歳の子どもを持つママから参加することができます。親子で遊んだり製作したりと様々なイベントが企画されており、紙芝居や絵本の読み聞かせ、エプロンシアターなど無料で子どもが喜ぶことを行ってくれる場所もあります。
たくさんの親子が集まる場所でもあるので、ママ友を作るのにも最適な場所です。
また各自治体によっては、電話で無料相談してくれる場所もあるので、近くの子育て支援センターに問い合わせてみると良いでしょう。
子育て支援センターの保育士さんは様々な子どもたちを見てきています。
子どもの性格も様々でやんちゃな子、大人しい子、ママの言う事をきかない子、お友達との輪に入れない子、お友達と上手に遊べない子などみんな個性を持っています。
子どもの辛い育児の相談を、支援センターの保育士さんと顔をみながら話ができる事はママにとっても安心できる事でしょう。
子育てをしているママたちの良き理解者でもあるので、辛い育児の悩みを相談してみたり、話を聞いてもらうだけでも気分が楽になるはずです。
もちろん無料で相談にのってくれます。
・エンゼル110番
エンゼル110番は森永乳業が運営している電話での無料子育て相談窓口です。
ママのお腹の中に赤ちゃんができた時から相談することができ就学前の子どもまでの育児相談が可能です。相談内容は育児に関することが条件で、家族関係の相談は対応できない事があります。
ママが育児に抱えている不安や悩み、疑問を聞いて問題を解決できるようなサポートを心がけているようです。
相談にのってくれるのは保健師、管理栄養士、心理相談員の方たちがいるようなので母乳やミルクの事はもちろん、ママの育児に対する相談も丁寧にアドバイスをしてもらえることでしょう。相談時間はおひとり様30分程度となっています。
育児に関する無料電話相談(フリーダイヤル)
℡0800-5555-110
フリーダイヤルがご利用できない方
℡046-259-8951
受付時間 月~土曜日 10時~14時(日・祝日・年末年始を除く)
質問を受けた子どもの月例だったり、質問のカテゴリーが分かれているのでとても見やすく、見ているだけでも参考になる事が多いです。 面白いのが、パパの部屋、じいばあの部屋があってパパは子育ての手伝い方が記載されてあったり、じいばあは里帰り出産で孫ができた時の事なども書いてあるので楽しく見ることができるでしょう。
・子育てホットラインママさん110番
社会福祉法人日本保育協会が運営している電話での無料子育て相談窓口です。
保育協会のホームページはありますが、子育てホットラインママさん110番としてのホームページは残念ながらないので詳しくは書かれていません。
保育協会が運営しているので子育てに関しての相談には的確なアドバイスがもらえるのではないかと思います。
子育てに関する無料電話相談
℡03-3222-2120
受付時間 月~金曜日 10時~16時
・のびのび子育て電話相談室
小児科医と財界、有識者などの連名で発足した財団法人。
新生児育児に関する出版事業、シンボジウムの開催など幅広い活動を実施しています。子育ての電話相談にのってくれるのも保健師や看護師と専門家がアドバイスをくれるのも嬉しいですね。
子育てに関する無料電話相談
℡03-3248-0192
受付時間 月~金曜日 10時45分~15時
5.まとめ
子育てに安心が持てる事で子どもとの関わりが変わってきます。辛い育児は一人で悩まずに誰かに相談することでママの気持ちにも変化がおきます。
身近に相談できる人がいない時には子育て支援センターや電話で無料の相談窓口を頼る事も大切です。
子どもの成長はあっという間です。
辛い時は周りに頼ればいい。
辛いと感じる育児が少しでも楽になるようにママも勇気をもって周りの人へ相談をしていってくださいね。きっとみんなが力になってくれる事でしょう。