子育てに追い詰められてしまうと、心の余裕がなくなってしまいます。本当に全てを投げ出して現実逃避したくなることだってあります。
子育てのイライラが原因で、自分でも考えられないくらいに気が狂ってしまったり、異常な行動をしたり、発狂してしまうママも多くいます。
大変な子育てでイライラしてしまうのは、仕方がない事です。
いかに、ママがイライラしないような子育てをしていくかが大切になってきます。
今回は、子どもへの対応の仕方やママのイライラ解消法についてお伝えしていきます。
1.子育てでイライラする原因
子育てをしていると、みんな何かしらの葛藤がありますよね。
家庭の中で子育てをしている中心は、ほとんどがママだと思います。
ただ、仕事をしている都合で、日中はおばあちゃんやおじいちゃんに子どもの面倒を見てもらう家庭もあるかとは思います。
一番子どもと関わる機会が多いママだからこそ、子育てでイライラしたり、イライラが募り発狂してしまう機会も多くなってしまうのです。
子育てをしていてイライラしてしまう事ってたくさんありますよね?
それは子育てをしているママなら誰もが感じる事だと思います。
そのたびに子どもに怒鳴ってしまったり、イライラをぶつけて表情に出したりしてしまうことだってあります。
後になって落ち着いた時に、子どもにイライラをぶつけた事や怒ってしまった事、何であんなにイライラしてしまったのかと自分に後悔。
子育てをしていてイライラをする原因は、よく考えてみると毎回同じ事にあるかもしれません。
大体はママの思うように子育てがいかなかった時にイライラすることが多くありませんか?
- 子どもが中々寝てくれなくてイライラする。
- 子どもがおもちゃやお菓子を買ってほしくてお店の中で大泣きする。
- 遊びに夢中でご飯を食べてくれずイライラしてしまう。
- トイレの失敗が多くてイライラする。
- ただ子どもがぐずっている。
- ママの思うようにいかなくてイライラする
このような子どもの行動は日常でよくある事です。
時々、買い物に行くと、店内で子どもが大泣きしている光景を見かけます。
デパートやスーパーで、子どもがお菓子を買ってほしくて大泣きし暴れていたり、床に寝転がって駄々をこねている姿を見かけた事があると思います。
子どもは泣いて暴れているし、周囲の目線を痛いほど感じるママ。
子どもへのイライラと恥ずかしさでいっぱいだと思います。
早く子どもを泣き止ませたい、周囲の目線から解放されたいと言う思いから子どもにお菓子を与えてしまう。
お菓子を買ってもらった子どもはさっきまで泣いていたのが嘘のようにケロッとした笑顔を見せ、ご機嫌になってしまうと言う事があります。
見ている周囲の人もハラハラと感じてしまう光景ですが、ママとしては買い物に行くのも嫌になってしまうほど悩んでしまう事だと思います。
わがままな子どもの行動に、ママはイライラがエスカレート。
子どもの大泣きからの笑顔にまたイライラとしてしまうのです。
子どもがママの思うように行動してくれない事が原因で、ママも子育てでイライラしてしまうのです。
もちろん、子どもはありのまま素直に行動しているので、毎回ママの思い通りになんて動いてはくれません。
子どもがみんなこのような行動をするかと言ったらそれは違います。
子どもは泣いたことで自分の思い通りになると思ったらまた泣いて同じことを繰り返すようになります。
泣いたことでお菓子を買ってもらえたなら、また同じことをすれば買ってもらえると感じるのです。
しかし反対に泣いてもお菓子を買ってもらえない事が分かった子どもは、お菓子が欲しくても泣いて暴れて訴えることが少なくなるのです。
食事にしても同じことが言えます。
遊びながら食事することを許してしまうと、子どもはご飯を食べている時でも遊んでいても大丈夫と勘違いしてしまい、遊び食べになってだらだらとご飯を食べるようになってしまったり、嫌いなものが出ると遊びに夢中になって中々食べようとしなかったりします。
このような子どもの行動で結局子どもを怒ってしまったり、イライラするのは親です。
イライラしないためにも、日頃からの子どもに対する言葉かけやしつけが大切になってきます。
食事の時には遊ばないと子どもに教えておくことで、毎日の習慣で子どももご飯を食べることに集中します。
また、買い物に行く際には、「今回はお菓子は我慢してね。」などお家から出る時に先に子どもに言葉をかけておくことが大切です。
その一言があるだけで子どもは我慢の心も芽生え、親がイライラしないで済むようになります。
子育てをする上で子どもが思うように行動してくれない時、ママはイライラすることが多くなります。
子どもは純粋で思ったことを素直に言葉や態度、表情で表現します。
ママの子どもに対する接し方や態度によっても子どもは変わるかもしれません。
子どもの思い通りに甘やかすだけでもダメ、毎日子育てをする上で怒ってばっかりでも子どもはついてきません。
子どもの目線でママの思いをしっかり伝えたり、子どもの思いを時間をかけて聞いてあげる事が大切です。
2.子育てのイライラから発狂してしてしまう人とは
子育てのイライラがひどくなると、自分でも感情をコントロールできなくなって子どもに対して発狂してしまう人がいます。
もちろん「発狂しなくて済むなら自分でも抑えたい。」と思っているでしょう。
子育てがうまくいかないからと言って、子どもに対して大声をあげたり、手を出してしまうなど発狂しても、子どもは何も変わってくれません。
ただ一つ変わるとしたら、ママに対する思いかもしれません。
「ママは怖い人」と言う感情が芽生えてしまいます。
ママが子どもに大声をあげたり、叩いたりして発狂しても子育てはうまくいきません。
発狂することでママの思いを子どもは受け止めるかと言ったら、逆に否定したくなりますよね。
これは、大人だって同じだと言えます。
仕事先で何か失敗をしてしまったとします。
上司に報告すると、顔色を変えイライラした様子でいきなり怒鳴って発狂してきたとします。
発狂された方としては、上司に対して「怖い人」と言う感情が芽生えますよね?そして上司を否定したくもなります。
今まで築きあげてきた信頼関係だって一気に崩れてしまう可能性だってありますよね。親から発狂された子どもは人一倍に怖い思いを感じる事でしょう。
発狂してしまう時って、色々な事に対して余裕がなくなってしまっている時だと感じます。
子育てはもちろんですが、自分自身にも一杯いっぱいでどうしたらよいのか分からない。
身近に相談できる相手もいない。
自分の中で色々な事を考えるほど頭の中でうまく整理ができなくなってきてしまうのです。
そうすると、すべてに対して心の余裕がなくなってしまうので、子育てや家事、仕事などすべてが手に付かなくなってしまったり、中途半端になってしまうのです。
心に余裕がない時って、誰だって何をしても上手くいかない事が多いでしょう。
そしてイライラすることが多くなります。
実際に私も、仕事で余裕がない時って自分に一杯になってしまう事が多いのです。
余裕がない事から自分に対して焦りやイライラした感情が出てきたり、身近な人への関わりがいつもより冷たくなってしまいます。
後から「何でこんな事を言ってしまったのだろう」「ちょっと強く言い過ぎたかな」と後悔し反省することがあります。
子育てのイライラから発狂してしまった時には、ちょっと落ち着いてからどんな時に発狂してしまったのかを確認しておくとよいでしょう。
心に余裕があったかどうか?
子育てが大変で自分自身にいっぱいになっていなかったか?など把握しておくことで、発狂してしまったのがどんな時だったのかを知ることができます。
子育てのイライラはきっと誰でも経験したことがあるでしょう。
イライラが募り、子どもに対して発狂となるとママにとっても子どもにとっても、お互いに良い事はありませんね。
子育てのイライラから発狂する前に、しっかりと心を落ち着かせ、何かしらの対処をしておくことが必要になってきます。
3.子育てのイライラ解消法
子育てのイライラから発狂する前に対処しておくことが必要と話しましたが、実際にどうしたらよいのか分からない人も多いのです。
発狂すると言う事は子育てでのイライラが溜まって爆発した時に発狂してしまうのです。イライラが溜まると言う事はストレスも溜まっていると言う事になります。
子育てでのちょっとしたイライラでいきなり大声をあげたり手を出して発狂する人はほとんどいません。
子育てのイライラが溜まった事からストレスになり、心にも余裕がない状態になり発狂してしまうのです。
逆に子育てのイライラが少なくなれば発狂することもなくなってくるのではないでしょうか?
しかし、残念ながら子育てをする上でイライラは付きものです。
イライラしたことなく、ずっと穏やかに子育てをしてきたと言う話もほとんど聞きませんよね。
じゃあ、どうすることもできないの?と思ってしまいますが、子育てのイライラを少しでも軽減することは誰にでもできます。
ママの子育てに対するイライラが少しでも解消できれば、子どもに対して発狂したり、ストレスをいきなり子どもにぶつけなくてすみます。
子育てのイライラ解消方法とはどのような事があるのでしょうか?
実際に先輩ママたちが行っている子育てイライラ解消法をまとめてみます。
・ママ友との交流
同年代の子どもを持つママ友は子育てをしているママにとって強い味方です。
ママ友が多い人はたくさんいますが、逆に子育てをしていてもママ友と出会う機会がない。
ママ友は欲しいが、人見知りで他のママに話しかけられないという人もいますよね?ママ友との出会いは色々な場所にあります。
子育てをしているママが多く集まる公園や図書館は最も近所の子どもたちが集まる場所でママ友ができやすい場所と言えるでしょう。
しかし公園や図書館だとママ友のグループができていたり、自分から話しかけないと輪に入れなかったりして、ママ友の輪に入りづらかったりしますよね。
私がお勧めするのは子育て支援です。
保育園や幼稚園で未満児対象に行っている子育て支援。
実際に私が働いている園でも子育て支援を行っていて月に数回、赤ちゃんから3歳くらいの子どもたちとママが遊びに来ます。
保育士さんも子どもと関わって遊んだり、紙芝居やエプロンシアターのお話も見られたりします。
それに人見知りのママでも保育士さんが話しかけてくれる事で、同じ年代のママ友とも仲良くなれたりします。
保育士さんやママ友と子育ての話をしたり、子育てでの悩みや不安を相談したりもできます。
同じ悩みや不安を持っているママ達と話したり、子育て経験者のママとのお喋りをする事によって、ママの子育てに対する不安が軽減したり、安心に変わることもあるのです。
ママにとって子育ての不安や悩みは大きなストレスになります。
誰かに話をしたり、相談にのってもらいアドバスをもらうだけで、子育てのイライラが解消し、気持ち的にも楽になるはずです。
また子ども同士も、子育て支援に遊びに行くにつれて仲良くなったり、保育園や幼稚園に慣れる事で、園に入園するときにママから離れてもすんなり通う事が出来るようになります。
・好きな事をする時間を作る
自分の好きな事をする時間ってとても大切です。
これは子育てをしている人だけではなく誰にでも言える事ですが、自分の趣味を大切にすることで、心も穏やかになり、気分がすっきりします。
もちろん好きな事は人それぞれ違うのでそれによって費やす時間も変わってくると思います。
DVD鑑賞やスポーツ、美味しい物を食べる、ゴロゴロする、読書、散歩、ショッピング、お昼寝、カラオケ・・・自分の好きな事なら何でもいいと思います。
自分の好きな事をしている時って、時間も足りないくらいにあっという間で穏やかな気持ちになれますよね?
子育て中のママでも、ちょっと時間を見つけて自分の好きな事を楽しむ時間を作ることで、日頃の子育てのイライラが解消され、子どもと向き合う時に穏やかな気持ちで接することができるはずです。
子育てのイライラから発狂してしまう前に、イライラを少しでも解消していく事が大切です。
イライラを軽減することによって、子どもと関わる時に少しでも穏やかな気持ちで関わることができるはずです。
4.子どもへの対応の仕方
子育てのイライラをぶつけ子どもに発狂しても、子どもは何一つ変わらない。
ママに対する見方だけが変わり、「ママは怖い」と言う感情だけが残ってしまう・・・と言う事を「子育てのイライラから発狂してしてしまう人とは」で書きました。
ただ、子どもがいけない事をしてママが怒ったり、注意をしたことによって子どもが「ママは怖い」と言うのと、発狂したことによっての「怖い」はまた違う意味になります。
子育てに対して子どもに愛のある怒り方とそうでないママのイライラからの怒鳴った怒り方では子どもも違いが分かります。子どもは親が思っている以上にママやパパの行動や変化に気づき敏感です。
愛のある怒りは子ども素直に受け止め、親の愛情をたくさん吸収しようとします。
しかし、親のイライラからの発狂で怒る事で子どもは、親の顔色ばかりを気にして素直になれなかったり、自分の思っている事を言葉に出したり、感情表現できなくなってしまいます。
子育てをしていく上で子どもに対して注意をしたり怒る事は誰だってあります。
子どもに対して親の対応の仕方がとても大切なのです。
子育てをするにあたって子どもにやってはいけない対応としては、子育てのイライラをぶつけながら子どもに注意をする事です。
「どうして片付けないの!」「ダメって言ったでしょ!」「もう知らないからね!」と上から目線で怒なりながら物事を言う事です。
「ダメ」と言うにも何でやってはいけないのか、ママはどうしてほしいのかなどをしっかりと子どもに伝えていく事が大切です。
小さい子どもは好奇心旺盛で色々な事に興味や関心を示します。
面白そうなことはもちろん、危ないことにも「こうなったらどうしよう」と言う事などまで頭が回らず、やりたい気持ちの方が先にきてしまいます。
小学校位になると危ない事ややってはいけないことなども少しずつ分かってきて、危ないからやめておこうと言う考えも出てきますが、幼少期はそれがまだありません。
好奇心や興味だけで身体が動いてしまいます。周りも事が考えられなかったり、自分中心の世界にいます。
自分が子どもの時の事を考えると、やはり危険なこともたくさんしてきたなと感じます。
親から「危ないからダメ」と言われていた事でも興味本位で行動していた事がたくさんあります。今考えると本当に怖い事ですが、幼少期って「ダメ」と言われると余計に興味でやりたくなってしまうのも事実だと感じます。
子育てをする上で子どもへの対応の仕方としては、子どもの目線に立って物事を教えていく事が大切だと感じています。
子どもにとって親は大きな存在です。
だからこそしっかりとした対応が必要になってくるのです。子どもの気持ちをしっかりと聞いてあげる事で、子どもは親に安心感を抱きます。
そして親の思いをきちんと子どもに伝えていく事が必要です。
それを子どもが理解できるかできないかは別として、「ママはこう思っているんだよ」と言う事を話しておけば、大きくなった時に「ママはこういってたなあ~」と思い出すときがくるのです。
まだ小さい子どもに何を言っても分からないからと感じる親も多いと思いますが、子どもは親が真剣な表情で話をすればいつもと違う事に何かを感じるのです。
子育てのイライラから怒鳴って「ダメって言ったでしょ!」「早くご飯食べなさい!」とかで終わらせてしまう親も多いと思うのですが、それでは子どもには余計に反抗して泣いて暴れて終わりになってしまいます。
子どもと同じ目の高さで、手を握りながら子どもに話しかける事がとても大切なのです。
5.まとめ
子育てのイライラから発狂してしまう親は、きっと心に余裕がなくなっているのだと思います。
子どもは親のイライラをぶつけられたり、発狂されることで余計に反発したり、泣いて暴れたりと言う興奮状態に陥ります。
イライラをぶつけられ発狂したことで、子どもは余計にストレスを感じるようになってしまいます。親にとっても子どもにとっても良い事ではないですよね。
子育てのイライラを解消するためには、心に余裕を作っていく事が大切です。
ママ友とお喋りしたり、自分の趣味や好きな事を見つけてちょっとした時間に気分転換をしていく事をお勧めします。
それがたとえ小さな事だったとしても、好きな事をする事は幸せを感じることができ、ストレス解消につながります。
子育てのイライラやストレスが解消することによって、心に余裕が生まれ子どもにも穏やかな気持ちで接することができるでしょう。
子育てをしていく上で、子どもに伝えたいことは「ダメ」など否定的な言葉ではなく、子どもの目線に立って穏やかな気持ちで伝えていく事が大切です。
子どもの気持ちを聞いたうえで、ママの思っている事も、簡潔に伝えていく事が大切です。